サヘル的認識
今日名古屋大学で、沙漠学会の分科会がありました。
内容は以下の通りでした。
テーマ「アフリカ・サーヘル地帯の沙漠誌」(敬称略)
門村浩(東京都立大学名誉教授・自然地理学、環境変動論)
「サーヘルとチャド湖の変動‐過去・現在・未来」
コメント:サヘルに関する人文学的データなどの紹介とサヘルとチャド湖の歴史的変遷についての時間的にも空間的にも非常にマクロなお話でした。
長野宇規(総合地球環境学研究所・土壌水文学)
「ニジェール南西部のミレット栽培と農地保全」
コメント:首都に近い農村でのミレット栽培の研究による、土壌改良などに関する発表でした。収穫後、ミレットの茎を地面に倒しておくことによるクラスト(地表が堅くなり水分が浸透しなくなる)防止効果の説明は伝統農法の効果を裏付ける興味深いものでした。
石山俊(名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程・文化人類学、NGO「緑のサーヘル」研究員)
「チャド湖岸の村の暮らし」
コメント:チャド湖南東部の農村地域の概要報告でした。
そして最後に、
「サヘルの暮らしにおける『サヘル的認識』の再確認 − 遊牧民トゥアレグを中心にサヘル地域の暮らしや人々の特性を確認する −」
という長〜いタイトルで私も発表させていただきました。