いったん深く掘削すると、高い水圧で水深が10メートル以下になる場合もしばしばありましたが、10メートル以上の水深で、手押し式ポンプがちゃんと機能している井戸もたくさんありました。
汲み上げ式(真空)ポンプの理屈は、ビビ61さんのおっしゃるとおりです。
ピストンの上方向への移動時、真空効果でピストンの下のシリンダー部分に井戸の水が上がってきます。
これをピストンの下方向への移動時、弁を通してその水をピストンの上に移動させます。
シリンダー下部の弁はこの時は閉まっています。
次のピストンの上方向への移動時、先ほどと同じようにシリンダー内に水が溜まると同時に、ピストン上部に溜まった水が蛇口からあふれ出ます。
しかしシリンダーの下の配管が10メートルになると、井戸の水を押し上げる大気圧(1気圧10メートル)と真空の力が平衡してしまい、水を引き上げる力がなくなってしまいます。
しかし、大気圧を利用しないもの、スクリューやタービン状水流を作るタイプの場合などは、10メートルという大気圧の限界にとらわれません。
手押し式ポンプで、50メートル以上の水深の井戸から水を汲んでいる井戸も見たことがあります。
ただし、深井戸の場合、比較的浅い場合はジェットポンプ、30メートルを越えるような井戸では水中ポンプを設置しているケースが多いと思います。
100メートル以上の深い井戸からポンプで水を汲んでいるケースもありました。
参考資料
国産トップブランド 手押しポンプ 井戸ポンプ
井戸
ポンプが使えないなら、長いロープをつけたバケツで
くみ上げればいいじゃん!
引用元:同上
ラクダの扱いを覚えるため遊牧民の弟子になっていた時は、自分で井戸の水を汲んでいました。
NGOのスタッフとして働いていたときも、自分たちの使う水は自分たちで井戸から汲んでいました。
その時、井戸のロープはなんて重いものかと思いました。
人力の手汲みだと、滑車を付けてもひとりだと15mくらいが限度です。
それ以上だとロープの重さだけで大変でした。
砂漠の井戸も、形や使われ方がだんだん変わってきています。
水量のあう井戸では、一度にたくさん水が汲むため、滑車がいくつも付けられるよう、径の大きな口を開けていました。
しかし最近は衛生面から、いわゆる蓋をした遮蔽式のものが一般的になっています。
揚水の方法も、ロープで直に手汲み、あるいは滑車を使って家畜でロープを引くやり方から、手押しや足踏み式ポンプ、そしてディーゼルポンプ、さらにはソーラーパネルを使った発電・蓄電による電気式ポンプも普及してきています。
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