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2005年11月10日

同化ではなく

私は両親からよくこう言って責められます。

「お前が家の中で日本語を話さないから、彼女(私の妻)がなかなか日本語を覚えられないんだ。
だから意思の疎通がなかなかできない。
お前が悪い。
郷に入りては郷に従えというだろう。
日本に住んでいるのだから、彼女が日本人(と同じに)になれるように、日本語や日本の習慣やマナーを教えなさい。」

3行目までは、仰る通りです。
はい、私が悪い。
黙って拝聴します。
でも最後の2行は納得できません。

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コメント

今回の騒動をめぐっての、日本や他の海外での反応があまりに現実から遠いことにいらだって、jujubeさんの“同化”エントリに直、コメントさせていただきました。それ以前のエントリもちゃんと読んで理解すべきところを、どうも早合点。失礼しました。さっそく関連ぺージ読ませていただきます。また、奥様にもよろしくお伝えください。

先日病院で世話になったタムール系でしょう、Naraという名のインド人のかわいい見習い看護婦さんは、日本に叔父がいるけれど、奥さんは日本人ですっかり日本風の暮らしをしている。それで、こちらから遊びに行き辛い、と話していました。

こちらから、と、あちらからでは見方がいろいろ変わってくるのですね。

猫屋さん、コメントありがとうございました。
ね式(世界の読み方)ブログは、RSSアグリゲータの巡回コースに入れさせていただいております!

日本語の「同化」とフランス語の"integration"の意味が、今回の報道においてもニュアンスが違うことはわかります。

しかし、
> 日本に暮らす諸外国人が“日本人に”なるための努力と、2重・3重国籍保有者が多い欧州での欧州人になろうという努力を比べることも不可能です。

えっと・・・私の投稿では、このふたつの努力は比べていないつもりでした。
私たちは、妻が「日本人になる」努力を放棄しています(汗)。
それが日本ではしばしば批判されます。
しかし、日本の社会で暮らしていく努力は惜しんでいない、それではいけないのか。
ここまでが前半。

私たちは、きっと欧州でも、欧州人になる努力はしません。
しかし、しなくてもいられる「理想」がフランスにはあったはずだ。
日本の報道は、フランスの多文化主義を理解せず記事を書いていないか。
それが後半部分です。

> 今回はテレヴィの報道が騒ぎを大きくした面もある。また外国メディアの扱いがおおざっぱすぎた印象があります。

まさにこの点が言いたかったのです。

ダブルという考え方については、以前に書いた投稿をお時間があったら是非読んでみてください。

・ハーフ、ミックス、ダブル
http://sahelnet.org/blog/tenere/archives/20030702_2234.php
・国際結婚への偏見
http://sahelnet.org/blog/tenere/archives/20031010_0851.php
・愛媛・今治西高の強打者、曽我選手
http://sahelnet.org/blog/tenere/archives/20030728_2317.php
・世界でいちばんたくさんある色
http://sahelnet.org/blog/tenere/archives/20030617_2318.php

これからもどうぞ、いろいろご意見を聞かせてください。
ね式、楽しみにしています。

raidaisukiさん、
サイトで勉強させていただいております。

> この投稿を、フランス語教育関係の仲間たちのMLでつたえてあげたく思います。よろしいでしょうか。

出典としてURLでも書いておいていただければ、使っていただけるのはすごい嬉しいです。
読んでいただくために書いていますから。
どうぞよろしくお願いいたします。

TENEREさま
raidaisukiです。
(TypeKeyのやり方はよく分からないのでこのまま書いてみます。これで一応いいんでしょうか・・・)

TENERE さんのご投稿こそ素晴らしいものです。身近な、しかしご自身にとって一番大切なことと、いま世界で一番問題になっていることが直結しています。
わたしのなどは頭で考えただけのものです。

この投稿を、フランス語教育関係の仲間たちのMLでつたえてあげたく思います。よろしいでしょうか。(ひょっとしたら仲間のご一員なのかもしれませんが。 (^_^;)  )
わたしのことが書いてあるので気がひけるのですが、この投稿はどうしてもみんなに読んでほしいので、そうしたく思います。 m(_ _)m

パリ在住の猫屋と申します。今回の騒動に関するエントリを“同化”という言葉を使っていくつか書きました。元の単語はintegrationです。ただ、日本語での同化とはだいぶ意味合いが違ってくると思います。なぜならば、“同化”する母体である“国家”なり“社会”なりの言葉の持つ意味が必ずしも同一ではないからだと思います。

日本という、おおまかに言ってしまえば単一民族・単一言語・単一宗教(現実上はそれほど明確ではないと思いますが)の日本と多宗教多エスニックの(これも問題は多い)フランスでは情況が違いすぎます。

日本に暮らす諸外国人が“日本人に”なるための努力と、2重・3重国籍保有者が多い欧州での欧州人になろうという努力を比べることも不可能です。

また同じ国内でもパリや東京、そして地方都市ではまた家族・個人の生き方も代わってきます。

“共和国”のもとに、異なった人々がユニヴァーサルな価値を共有するというのが仏国の“理想的”共有観念なのですが、今回の騒動を見ても、持てる者と持てない者の間の格差がどんどん広まっているという危惧感を持ちました。

なお、今日のル・モンドにラップ音楽から見たフランスの若者に関する興味深い記事がありました。http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3230,36-708868@45-1,0.html
ここでは北アフリカ系ばかりではないフランス人口の側面を見ることが出来ます。

今回はテレヴィの報道が騒ぎを大きくした面もある。また外国メディアの扱いがおおざっぱすぎた印象があります。

ヨルダン、アフリカ諸国、イラク、パキスタンともっと大変なことが起きているんですが。

蛇足かと思いますが、友人はふたつの文化を持つ子供達を“ハーフ”ではない“ダブル”なんだと言っていました。ふたつの文化を持って生まれた子供が、その事実をチャンスととるかハンディキャップととるか、、それは親と環境と社会が準備し、子ども自身が選んでゆくものだと思います。

突然長文で失礼いたしました。

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