サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

砂漠への旅の準備

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砂漠では、かつてラクダに「命」を託した
この砂漠への旅では、車に「時間」を託す

今回のルートなら
車が壊れても命の危険はない
人のいない砂漠に見えても
半日も歩けば
必ず人がいる

とは言え、車のスピードは、ラクダの10倍から20倍
ありがたい、とても便利な道具だ

15日にバマコに戻ったが、まだ車の整備が残っており、出発は17日の木曜日に決定。
15日の夜は子供たちと市内のベトナム料理のレストランへ。

砂漠での滞在期間が長引けば、バマコに戻った時、十分な時間がないかもしれず、帰国前の準備も16日のうちにできるだけしておく。

1999年にブルキナファソで買ったプラドは、もうブルキナファソ滞在中も家族を乗せて何度マリまで往復したことか。
ブルキナファソでの仕事が終わった後、息子はフランス語での教育を続けるためにマリの首都から1,300km以上離れた町の小学校や中学校に通っていた。
そのため、妻と娘は毎年、プラドでそこまで往復していた。
家族が多く住むトンブクトゥ地域も首都から1,000kmほど離れているが、家族の帰省だけでなく、この地方で毎年年始に行われる有名な「砂漠のフェスティバル」を初め、レンタカーとしてしばしば借り出されている。
ここしばらくは、母の病院通いに使われていたが、これまで何十万キロ走ったからわからない。

あちこち相当ガタが来ていると聞いていたので、車に詳しい妹の旦那に頼んで、ひと月ほど前にエンジンを載せ換えてもらっておいた。
といっても新品でなく、日本から送られてきたこれも何万キロ走ったかわからない中古エンジンだったが。
エンジンに合わせてミッション、オイル系統も点検と交換。タイヤ、足回りも同様。

市内を数日走ってみて、まだまだ気になるところがあり、さらに手を入れた。
最後に、外してあったクーラーを載せ、燃料タンクを2つ(このプラドには大きな燃料タンクが2つある)とも使えるようにする。
トンブクトゥはともかく、グンダムやレレで売っている燃料は、何が混ざっているかわからない。
できるだけ北では燃料の補給を控えたい。

車の整備をしている間に、妻は日本に持って帰る香辛料やマリの衣装の買い出し。
これで日本に帰っても、おいしいマリ料理が食べられる。

16日は早めに寝る。
明日は4時起き、5時には出発の予定だ。

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コメント(4)

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日本の車が世界中で走っているのを見ると嬉しいです。
すごい走行距離ですが、手入れがいいのでしょうね。
日本車は故障が少ないと聞来ますがそう感じますか?
バマコでベトナム料理?と思いましたが
どちらもフランス領でしたね。
アフリカも私たちが習った地理からすると、
独立とかで、ずいぶん国名が増えましたね。
だから、知らない名前が結構あります。

SECRET: 0
日本車は評判いいです。
壊れにくい。燃費がいい。
でも車は値打ちだけれど、部品がとても高いと言われています。

現在日本に多くの西アフリカの車のバイヤーがいます。
中古の車やバイクを安く買い、コンテナに詰め、交換部品として向こうで売っています。

ブルキナファソはかつてのオートボルタです。

そうそう、旧フランス植民地の西アフリカの国々、セネガル、マリ、ブルキナファソ、コートジボワール、ベナン、トーゴは同じ通貨(Franc CFA:
フラン・セーファー、英語式だとCFA Franc)を使っています。
だから、これらの国の間では両替する必要がありません。
お互いビザも要りません。

SECRET: 0
土曜日にkayoさんといなやんとjujubeさん宅を強襲する計画を立ててました(笑)
三重に行ったらマリ料理を食べさせて下さ〜い、お願いします。

砂漠を長い距離走ろうと思うと自動車整備の最低限の知識を必要とされそうですね。
故障すると大変な事になりそうです。

SECRET: 0
電話をしてから、強襲して下さい。
その方がおいしいものが食べられますよ(笑)

砂漠の中だと、日本と車を運転する時に注意することが全然違いますね。
車の周囲への注意はあんまり。
それより前方にとにかく注意。
パンクしないように
窪地で足回りを痛めないように
砂でスタックしないように

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2006年8月16日 16:35に書いたブログ記事です。

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