3時過ぎ、姉の旦那、一緒に来た妹の旦那と私の3人で父の墓へ。
墓は町から西へ数km離れた墓地にある。
墓地と言っても柵も目立つ墓標も何もない。
この時期は草が茂り辺りの様子が一変するので、姉の旦那もすぐには場所が分からない。
しばらく探して、ようやく目印の木を見つけた。
甘味の中にほろ苦い味のする実のなるハマビシ科のBalanites aegiptiacaの潅木の横に、小さな墓碑があった。
それが父の墓だった。
代々家族がこの辺りに埋葬されているという。
父の墓の隣には、妻の腹違いの弟も眠っている。
彼とは、バマコやブルキナファソでしばらく共に暮らしていた。
力仕事や妻の家事をよく手伝ってくれた。
彼は私たちがブルキナファソを離れた後、マリに戻ったが体調をくずし、2002年30代の若さで、ここグンダムで亡くなった。
そして父親の墓の隣に埋められた。
父の墓には、頭の部分に大きめの石が、足の先の方に小さな石が置かれていた。
誰が言い出したわけでもないが、3人で黙々と二つの石の間の草取りをする。
父には数えきれない思い出がある。
以前別のブログに書いた「命日」を是非読んで頂きたい。
彼は、私がこうありたい、こうあるべきと思う生き方を、最後まで実践して見せてくれた。
彼の行動と言葉を忘れまい、と墓前で決意を新たにした。
SECRET: 0
木が枯れて砂嵐にお墓が埋もれたら・・・
もう、わからなくなりますね。
ちょっと心配です。
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心の中にしっかりと残っていればいいのかも知れません。
でも、もし木が枯れたら、別の木を植えてもらいましょう。
それからGPSでしっかり緯度経度を記録しておきました。