突然、ガブリと

ラクダに噛まれた記憶はまだ鮮明（といっても２０年くらい前か）だが、犬に噛まれたのなんて何時以来か？
小学生になるかならないか頃じゃなかろうか。
右膝に咬まれた傷跡はしっかり残っているが。

あんまり痛くてその場にうずくまってしまった。
靴下を下げると、牙の跡が３つ。
あいつ、ひとつ虫歯か。
血が滲んできた。

店の女性が言っている。
「あらまた、あのこ」
ここいらの住民は、そんな危ない犬に紐もつけずにいつも徘徊させているのか！

店に頼んで水道を使わせてもらう。
傷口をしっかり水洗い（これが一番効果的だと思っている）。
近くの薬屋に行って消毒薬とバンドエイドを買う。

アフリカにいた時は、犬だけでなく、猫でもネズミでもサルでも、狂犬病や他の感染症のリスクがあった。
青年海外協力隊の隊員が動物に噛まれた時は、できる限り噛んだ動物を捕獲し、狂犬病などの有無を調べた。
そしてリスクが確認できた場合や、咬んだ動物が捕獲出来ず狂犬病の可能性が否定出来ない時は、予防注射の追加接種を行った。

そんな経験から、狂犬病を心配し104で保健所を調べ電話。
日本では狂犬病のリスクはないという。
しかし
「いろいろな感染の可能性はあるので、病院で適切な治療をしてもらった方がいい」
とのアドバイス。

しかし、ああ、足が痛い。
腹が立つ。
今度行った時見つけたら、東尋坊から投げ捨ててやりたい。
決してそんな事はしないけど。
気分はそれくらい最悪。

昨晩、ホテルに着いて、iChatのビデオチャットで家族と話す。
日本に一緒に来て、日本語学校に通い始めた息子が宿題でわからないところがあるという。
プリントをファックスさせiChatで宿題の手伝い（笑）
iChatやSkypeは本当に便利だ。

それから出張報告をまとめていたら、睡魔に負けた。
仕事のメールもたくさんあったがその返事も書けず寝てしまった。

今朝は朝４時に起きて、業務メール返信。

で、昨日の犬のことを思い出したらまた腹が立ったので、ブログに犬の話をこうやって書いていたらもう仕事の時間。
犬の所為で、旅の記録の更新ができなかった。
ということにしておこう。