サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

写真 − イメージの触媒

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これが写真ブログの醍醐味だな。

残秋」の「クリスマスツリーのようだ」
という、いなやん(←inamokuさん)とかよちん(←fz30さん)のコメント。

そして「カフェの庭」に
「妖精」 (ぴっぴさん←yukidarumapippiさん)
「白雪姫」 (かよさん←biwakokayo4)
「不思議の国のアリス」 (かよちん)
などのコメントをいただき、そう思った。

「残秋」の写真を撮りながら、
「クリスマスツリーに似ているな」
と感じたが、敢えてブログには書かなかった。
しかし、いなやんとかよちんから、見事にそれを指摘された。

一方で、「カフェの庭」は、写真を撮っている時も、現像し、ブログにアップしている時も、自分には、小人や、妖精や、白雪姫のイメージはまったくなかった。
こころにゆとりのある女性だからこその感想だと感じた。

一枚の写真から、人がイメージするものはさまざまだ。
時にそれは語らなくても見るものに伝わり、
時にそれは撮り手の期待を裏切る。
そして時にそれは、撮り手のイメージを遥かに越えて広がって行く。

撮る者の考え方、知識、経験、大きく言えば生きる姿勢と、観る者のそれの重なりが、撮るものと観る者の共感となる。
そのズレが、撮る者の思いも寄らない感想やイメージとなる。

これこそが写真という媒体の面白さだろう。

そしてブログでは、(コメントがない、という場合も含めて)見て下さる方の反応がすぐに伝わる。
続けてふたつの投稿で、書かなかったイメージの共有と、予想外のイメージのコメントをいただき、心が踊り、自分の人生が少し豊かになった気がした。
写真と、写真ブログを始めてよかった、そう思った。

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コメント(8)

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私も時々、同じような経験をします。
そういう時は意外な感想にびっくりしたり、
同じ思いに嬉しくなったりします。
ブログってとてもいい勉強になるし、
おまけにいろんな交流も生まれてありがたいです。
上手とか下手とか・・・そういうことじゃなくて、
感じたことを素直に書いてもらうのが嬉しいですね。

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おはようございます。はい、仰るとおりですね。ですから、いつも思うのですが、私の文章で表現出来なかった事も、読み手の方からホローしていただく事も多くて、皆様のコメントがあって、始めて成立している場合の方が、私の場合、とても多いです。改めて、皆様のコメントから、いろいろなヒントを頂いたり、次への課題が発見出来たり、、
特に、私の場合は、来て下さる方々の感性の方がはるかに素晴らしいので、皆さんに、育てていただいているという意味でも感謝の気持ちが大きいです。
P.S例の学生が本人自ら、自己紹介しています。
英語でのメーセージでしたら、直に彼らに伝わりますので、
応援メッセージをいただけたら、助かります。
彼らも、コメントが来るか否か、心配しておりました。はは。
もし、よろしかったら、お願いいたします。

SECRET: 0
本当にそうだなぁと思いながら読みました。
私も自分が載せた写真などにコメントを頂いて、
想像も及ばなかったイメージの広がりを知ることが良くあります。
それが自分の意図していたものとは全く違っていても、
それでも凄く嬉しいし、むしろハッとさせられて新たな刺激になったり
新鮮な思いになったりします。
拙い自分の頁に添えてもらえる、
その方の言葉で伝わるコメントって本当〜に嬉しいものだなぁと
実感しています。

SECRET: 0
一方通行の思いじゃなくて、両方で通じ合うものがあるから、
嬉しくて、次も、次もって続いてゆくのですよね^^
思いがこもった言葉は、とても大きな力を貸してくれます。

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*かよさん、
率直なコメントをよろしくお願いいたします。

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*かよちん、
そちらに、後で書き込みますね。

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*ナギヲさん、コメントがブログを更新するための、何よりの励ましですよね。

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*ぴっぴさん、写真は一方通行になりがちですよね。
それがブログという手段によって、双方向のコミュニケーションになる。
この違いはすごいですよね。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2006年12月12日 06:13に書いたブログ記事です。

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