サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

見知らぬ町で

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ふと目に止った赤が
初めてなのに
何故か
懐かしかった

夕方、香川での仕事が終わった後、「うずしお」に乗り徳島へ。
吉野川が見たかったが、もう日が暮れており、列車の中からよく見えなかった。

ホテルに着き、仕事の関係者と食事をし、部屋に戻り仕事の後片づけが終わったらもう9時過ぎていた。
それでも、そのまま寝るのは惜しいとしばらく街を歩いてみた。

徳島は、大学時代の親友の町だ、
学生時代何度か訪れた。
25年振りの徳島の夜の街を歩いた。
もう、どこも記憶にない。

町が変わってしまったのか。
私が変わったのか。

橋の上から、川面をしばらく眺めていた。

d0087256_0414717.jpg 町は、土曜の夜の喧騒と、猥雑な活気が満ちていた。
道行く人々の明るい声。
客待ちのタクシーの列。
街角で声を掛けてくる女たち。

誰をも受け入れるような明るい通りを歩きながら、何故か町が遠く感じられた。
町の楽しさの中に入っていけなかった。
居心地が悪かった。
しばらく歩き回り、ふと魅かれた風景は日本らしくないものだった。
それが妙に懐かしく、心を落ち着かせた。

明日、仕事が終わったら、明るいうちにもう一度街を歩いてみたい。

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コメント(6)

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懐かしかった・・・というのがわかるような・・・。
ベトナム語で「ごはんを食べる」という意味だそうですね。
何となくベトナムを思い出されたのかな。
25年もたてば浦島太郎の気分でしょう。
知らない町を歩く気分は新鮮でいいですね。
お仕事は大変ですが・・・。

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う〜ん...
徳島のイメージも変わってしまったのであります。
どうも、徳島というと「わかめ」が頭にこびり付いているのであります。
一枚目、妙に明治村のイメージであります。

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こんばんわ。
四国は、妙に外国のような印象があります(^^;
必ず、海を目で見える形で、越えているのでそうなのかな、とも思います。

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*かよさん、
アンコムが「ごはんを食べる」という意味だとよくご存じですね!
ベトナムは、大好きな国のひとつです。
あの国に行くと何だか落ち着きます。

夜の徳島は、自分の記憶の中のそれと雰囲気が全然違っていて、驚きました。

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*ひらりんさん、
> どうも、徳島というと「わかめ」が頭にこびり付いているのであります。
「鳴門わかめ」ですね。
徳島の「干しえび」に「すだち」を搾って食べてるのもおいしいですね。
吉野川の青のりもおいしいです。

> 一枚目、妙に明治村のイメージであります。
なぜか明治村は、記憶がありません(爆)
リトルワールドならよく覚えているのですが・・・

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*j_capacityさん、
同じ四国でも香川と愛媛は、南国ムードがないんですよね。
徳島と高知は、自分の日本のイメージの枠から外れています(笑)

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年1月28日 00:53に書いたブログ記事です。

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