Le voyage à Okinawa（フィルム探し）9/25

先に書いたが、M3は気持ちよく撮れるので石垣島に着くまでに3本のうち2本のフィルムを使い切っていた。
そこで、着いた翌朝にレンタカーを借りると、妻とドライブしたついでに石垣市の中心地でフィルムを買った。
・・・正直に言えば、妻とのドライブのついでにフィルムを買ったのではなく、フィルムが買いたくて、妻とドライブした（爆）
ホテルから町まで片道40分。
往復とフィルム探しで2時間近くかかるだろう。
しかし、沖縄で初めて迎えた朝に、家族を残して一人でカメラ用品を買いに行くなんてできるわけがない。
幸い、子どもたちは彼らだけで子ども向けアクティビティに参加するつもりだ。
妻に「ふたりでドライブに行かないか？」と誘うと、もちろん笑顔でOK。
心の中でガッツポーズ。
石垣島の景色を楽しみながら、さりげなく石垣市の市街地に向かった。
「まず町の中心がどんなところか見ておこう」

町に入ると、ホテルのフロントで教えてもらった石垣市で一番大きい（らしい）電器店ベスト電器へ。
「そうそう。パソコンを持ってきていないから、君と息子のiPod Shuffleが充電できないね。ちょっと充電機を探してみるよ」
しかしここにはカラーネガフィルムしかなかった。
「いろいろなフィルムを売っているカメラ屋さんはないですか？」とここで訪ねてみると親切に「南星写真館」というところを教えてくれた。
さすがにカメラ店に行くのに言い訳は出来ない
「町まで来たついでにフィルムも買っておくね」

カーナビで「南星写真館」はすぐ見つかった。
ここにはポジフィルムはあったが、在庫はわずか1〜2本。
だが系列の「南星カメラ店」に電話してくれ、そちらにはポジフィルムがたくさんあるとのこと。
ひらりんさんのコメントでの要望
「ベルビア、プロビアも持っていって欲しいのであります。(2007-07-24 21:45)」
を受け、「南星カメラ店」でVelviaとPROVIA 100Fを3本ずつ買った。
目的を達成した後は、もちろん妻とたっぷりドライブを楽しんだ（笑）

さて、露出計もないカメラでのポジフィルムの使用は、現像が終わるまで非常に不安だった。
長い間（20年！）マニュアルで撮るなんてしていなかったし、M8のISO160/320/640という露光感度での絞りとシャッタースピードに慣れてきたところなので、むしろ標準的なISO50/100/400での露出決定がわからなくなっている（笑）
夜の室内は光が読みきれず、露出に迷う、怖い。
しかし結果、何とか、そこそこ、撮れていた。
日中屋外で撮る分には、極端に難しいシチュエーションでなければ、あまり外すことはなさすそうだ。

この現像結果を見るまでのドキドキする気持ちと、ちゃんと写っていた時の喜びは、デジタルカメラにはない写真の面白さだ。
これは、オートフォーカスや手ブレ防止機能が付いているのが当たり前になってきた中で、すぐに結果が確認出来るデジタルカメラとはいえM8でマニュアルでピントや絞りやシャッタースピードを合わせ、しっかり構えてシャッターを切り、ちゃんと写っていたら「よし、やった！」と喜んでいるのと同じだ。
カメラまかせの部分を少なくして、自分で自分の撮る写真をコントロールしているんだ、という実感出来るところに魅かれているようだ。
この魅力にはまだ知らない先が、沼が、あるのだろうか・・・