サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

L'image granuleuse du film(フィルムの粒状感)

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Kodachrome 64の色と粒状感

写真ブログ「目に見えない何かを求めて・・・」のfarfarsideKさんが、そのブログのコメント欄で、わたしのコメントに対してこう書かれた。

lockquote>digitalに比べるとフィルムは画像の絞まりがやや緩い(これは解像感から来るモノだとは思うのですが)、digitalでフィルムのザラツキの様なモノを表現出来るようになると、もっと全体的に見た時に素朴ないい感じになるんだけどなーと不可能な事ばかりを考えたりします。ソフトの中にはフィルムライクに仕上げる事が出来るというモノもあるようですが。

有名メーカーのフィルムの色と粒状感を再現するプログラムにDxO FilmPackというものがある。
これはPhotoshopのプラグイン、あるいは単独アプリケーションとして動作する。
このDxO FilmPackのPhotoshop用プラグインを使ってみた。

Ilford XP2

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同じ画像で比較した方がそれぞれのフィルムの色と粒状感が比較しやすかったかもしれないが、同じ画像ばかり並べたくなかった(笑)
同じ画像での比較はこちらでどうぞ。

デジタル現像の方向性として、写真家の横木安良夫さんが、CReCo (CReative Control)という写真処理を提案されている。

明るい部屋 やさしい明室作業 レタッチではない、CReCo(クリコ)のやり方  Vol.1
ここでもやはり画像にノイズを乗せられている。

自分の場合、普段はDxOを使っていないしCReCoもしていない。
M8の画像の場合、まず付属ソフト系のCapture Oneでホワイトバランスを調整。
M8のホワイトバランスはかなりいい加減なので、この作業はかなりの確率で必要だと感じる。
それからイメージによって、露出とコントラストを調整している。
それでもイメージに近づかない場合は、Photoshopで開いて暗部を持ち上げたり、明部を抑えたりしているが、ここまでしているものは少ない。
ホワイトバランス以外の色の調整はほとんどしていない。

しかしそれは、写真は撮ったらいじるべきではない、というポリシーからではない。
イメージに近づけるために画像処理をすることは、あり、だと思っている。
自分でそこまでやっていないのは、単に面倒だからに過ぎない(笑)

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コメント(2)

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jujubeさん、こんにちわ。[広場]の投稿を拝見してこちらにお邪魔しましたHN kazと言います、よろしくお願いします。M8 Noktonの美しい写真の数々を拝見しました。フィルムノイズを乗せた画像も(わたしも別の方法でやってみたこともあって)大変参考になりました。
shingaiさんのR-D1/M8のページはレンズ作例にしては画面サイズが小さくて物足りませんが、広場の主力メンバーの[小金井市のYさん]が始められた5MBまでの大画面掲示板です、一度ご覧になってください。://hp.jpdo.com/ff02/154/joyful.cgi
別途に10MBなら細部も・・と試していますが、無料サーバー容量で行き詰まっています。://isola.s14.xrea.com/fotobbs/index.php
これからもよろしくお願いします。

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*kazさん、
はじめまして
コメントありがとうございます。
大画面掲示板、ふたつとも拝見させていただきました。
これからも時々拝見させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年9月13日 22:29に書いたブログ記事です。

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