サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

Un portrait(ポートレート)

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等価交換の結果を確認

色のりとボケ味は大好きなBiogon T * 2.8/25。
しかし、バックに入れるレンズを選ぶ時、ほとんどこのレンズに手が伸びない。
なぜだろうか。

レンズを選ぶ時Biogon T * 2.8/25は、大きいな、と感じる。
NOCTILUX 50mm f/1やNOKTON 35mm F1.2 Asphericalに比べれば全然大したことはないのに。
NOCTILUXやNOKTON 35mmは、手に取ると、こんな絵が撮れるかな、というイメージが持てる。
それが重さをものともしないレンズの魅力になっている。
しかしBiogon T * 2.8/25は、使ってみれば好みの絵も撮れるのだが、撮りに行く前に魅力的な絵があまりイメージできない。
苦手な広角の中でも、さらに苦手な画角なのかと思う。
苦手で使わないから、いつまでたってもこの画角に慣れない。
そんな大きさと画角のマイナスの相乗効果でBiogon T * 2.8/25は防湿庫に眠ったままだ。
そこで宝の持ち腐れはもったいないと、このレンズの整理を考えた。

そんな折、ひらりんさんから素敵な申し出があった。
「オリジナルのContaxマウントのBiogon 21mmを入手したので、MマウントのC Biogon T *4.5/21を手放そうと思う。
Biogon T * 2.8/25をC Biogon T *4.5/21と等価交換しませんか。」
喜んでこのお申し出を受けた。

昨晩、等価交換完了。
早速M8で使ってみた。
COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pよりも暗い、開放F4.5のF値は夜の撮影にはかなり辛い。
被写界深度は深い。
歪曲収差のない広い画角は冷静な観察者という感じだ。
人物より直線の多い建築物に向いているようだ。
遠景を広大に写す。
周囲を広く眺める。
思いきり寄って、手前だけボカす。
そんな構図が得意そうだ。
そう思いつつ、意地悪い素材で写真を撮って見た。
ISO1250。
それでも1/12秒までシャッタースピードを落とした。

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コメント(6)

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いやあ、カッコいいです。アートです。
私もたまにウインドウに写った自分を入れて撮ってみたりするのですが、
これは比べ物になりません。
最高です。ダンディーです。

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近々M42レンズの多くを手放す予定です。
あ、jujubierさんとは等価交換は出来ませんね。(^_^;)

決してML沼へ行こうとしているわけでもなく
ただ単に今年はプロジェクターやデッキを買って散財してしまったので・・・

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見事であります。
このクラスの玉ともなると使い手を選ぶようであります。
いいところへ、嫁に行ったと感ずる次第であります^^

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*Porco Rossoさん、
普通のポートレートより、こういう方がおもしろいかと(笑)
美しい女性(あるいはカッコいい男性)をあの鏡の中に入れて撮りた買ったのですが(笑)

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*いなやん、
M42はまったく使っていないので、すみません。
5D用には
・EF50mm F1.4 USM
・EF24-70mm F2.8L USM
・EF70-200mm F2.8L IS USM
で今のところ満足しています。
もっと望遠系か、あるいは防水防滴ボディのpost 5Dなら欲しい気もしますが(笑)

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*ひらりんさん、
なかなかおもしろそうなレンズです。
ありがとうございました!
でも写すものを選びそうで、使いこなすまでには時間がかかりそうですが・・・

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年9月20日 17:07に書いたブログ記事です。

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