サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

Le dénouement(大団円 -glossy darkness- 20)

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これにて千夜一夜物語は幕を閉じる(笑)

長い間カイロの写真にお付き合いいただき、ありがとうございました

引き算が足りなくてうるさい写真だけれど、カイロの下町の暮らしが写っているじゃないか>自画自賛?言い訳?

ホテルに引きこもらず、街に出て写真が撮れた。
声を掛けて写真を撮らせてもらえた。
撮って、挨拶して、受け入れてもらえた。
少し見知らぬ人との距離がわかった気がした。
今は、それでいい。
一歩一歩、階段を上がっていこう。

延々と続いた(笑)カイロの写真に、お付き合いくださったみなさん、本当にありがとうございました。

さて、次回からはギリシャ編。
明後日から10回くらいのシリーズの予定。

しかしギリシャは、グループで移動している中で撮った写真ばかりだ。
地元の人とじっくり話して写真を撮る機会はゼロだった(涙)
というわけで、ギリシャでは残念ながらカイロのような「距離感」で人を撮った写真はない。
旅の記念写真として、軽く、楽しく見て戴きたい。

余談

ところで、何故ギリシャ編が明日でなく明後日からかというと、明日は「犠牲祭(イードゥ・ル・アドゥハー)」というイスラム教で一番大きな祭日だからブログも休憩。

犠牲祭については、ここなどを参照のこと。
先月、マリの妻の家族に送金し、立派な雄ヒツジ(のはず!)を買ってもらった。
明日はこのヒツジが、犠牲になり、家族や友人や貧しい人たちに配られる。

そうそう、嬉しいことがもうひとつ。
今日、マリから荷物が届いた。
・コーリャンの粉 5kg
  朝食のおかゆにする予定
・赤ハイビスカス(ハイビスカスの萼[がく])
  美味しいジュースになる
・黒ハイビスカス(ハイビスカスの葉)
  これの炊き込みごはんはちょっとシソごはん風
・ラクダのコブの脂
  さて、どんな料理に使おうか?
・妻のためのマリの服
  明るい空色、妻は明日これを着る
・息子のためのマリの服
  青、息子も明日はこれを着る
・Ras-El-Ma(妻の生まれた場所)の砂丘の砂!
  とても白い
  妻にとってはこの白が、砂漠の色だそうだ

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コメント(26)

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シリーズ終了、お疲れ様でした〜。

そして、イードクム・ムバーラク!
今年はメッカにいるのでイードの礼拝をしないイードです。なんだかヘンな感じがします(笑

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カイロの写真、楽しく拝見させて頂きました。
写真から違う文化を垣間見られて楽しかったです。
ありがとうござます。

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もう終わりですかぁ。。。(笑)

カイロシリーズ楽しませて頂きました!
写真を拝見していてまたまたこちらも行きたくなってしまいましたよ♪
地理的にも建物も人も全然違うけど、雑然とした空気感がアジアに似ている気がしました。

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猫ちゃんたち、おっちゃんの方をみて、おこぼれくれよ〜
と言っているみたいです。
三匹、かわいらしいです。^^

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えー!
これ以上どこを引算したいのですか?
パーフェクトだと思いますよ。

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猫がキレイなのであります。
我が国の猫とは随分違うのであります。
と言うことで、スナップの極意見た感じがするのであります。

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*たけやん、

11月、ドバイ、ワディ・ラム、アンマン、カイロ、アテネと短期間で動いたらキブラが大きく違っていた、驚くやら感覚がついて行かないやら。
メッカだけでなく、その周りの場所も大変ですね(何が?)

で、ヒツジは?

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*marieritさん、
楽しんでいただけたなら何よりです!
また時々サハラ砂漠や他の国々の写真も載せますので、遊びにきてください。

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*travelsterさん、
ぜひエジプトに遊びに行ってください!
見どころはたくさんありますから。

でも実は、26年前も、今回もエジプトでは激しく腹を壊しました・・・
料理が辛くない国で下痢することめったにないんですが・・・
お気をつけください(笑)

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*Porco Rossoさん、
カイロの猫は、食べ終わるまでおとなしく待ってるみたいですよ。
それに、3匹だけじゃなく、後ろにまだ2〜3匹!

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*銀治さん、
ちょっと角度を変えて、真四角写真だと、もっと素敵だと思いませんか?
でも2眼レフやハッセルには行かないぞっ。

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*ひらりんさん、
極意にはほど遠いですが、今までより近寄ってスナップが撮れるようになりました(当社比)。
でも日本では無理そうです(しくしく)

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うわ〜!!
光、おっちゃん、ネコの表情・・・最高です!!
自分は背景入れたい派だってのもありますが、
引き算しないでこのままが好きです〜♪

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匂いを撮し込んだり、次の情景を思い描かせたり。ズルイです限りなくズルイです。そして千夜一夜物語お疲れ様でした!そしてもっと嫉妬させて下さい。釜に薪をくべる様に。

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 おお、猫かわいーい。ちゃんと食事時になると出てくるのねー。
 マリの砂は白いのですか。場所によって砂の色も違うのですねー。

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僕は写真を撮る時、自分の写真を撮る考えの中にたし算や引き算の概念
は無いかもしれません。何も考えずに撮ってるかも(^^ゞ
凄く可愛いですね。お利口さんですね。じっとくれるのを待ってるほほ
笑ましい日常の光景が写っていますね。

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猫に餌付けしているのでしょうか。
行儀良くお座りしてるのが微笑ましいですね。(^_^)
こういった光景は日本だろうがカイロだろうが違いはないので
良い瞬間に出会ったことが嬉しいですね。

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んー。スクエアですかぁ。
ひとまずこの写真を語ると、かなり好きです。

食事をしている男性とそれが気になる猫数匹が近くに座る。
遠くからも覗き込む猫がいて、猫の心の動きを感じる。
屋内で食べている人がいるのに、この男性はあえての外。
傾いた机にも、男性のような年齢を感じる。
ひとりで座るその椅子は、男性が後ろから彼自身で持ってきたようにも見える。
屋内では複数で食事をしているらしきであり、一緒に食べる人がいれば使われたであろうスタックされている椅子に、寂しさまで感じる。

ということで、これはこれで完結。パーフェクト。

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*kotapunchさん、
個人的には、いろいろ入れ過ぎだかと思っていましたが、気に入っていただけて嬉しいです。

> 背景入れたい派
なるほど〜、そういう考え方もあるんですね!
勉強になりました。

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*GENGOさん
ズルイといっていただけて光栄です(笑)
もっともっとズルイ写真が撮れるようになりたいと思います。

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*マサエ。さん、
カイロの猫はみんな人に慣れてました。

今度あちこちの砂漠の砂の撮り比べも載せますね。

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*farfarsideKさん、
絵から写真に入ったからでしょうか。
撮っている時に「足し算」、「引き算」という言葉では考えませんが、これはフレームの中に入れたい、あれは外して撮りたい、ということはかなり重要なポイントです。
時間があれば、どんどん捨象化していっちゃいます(笑)
文章もそうかな。

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*いなやん、
人が餌をくれるまでじっと待っているのは、エジプトの野良猫のマナーなんでしょうね(笑)
人と動物の関係性が見られる光景っていいですね。

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*銀治さん、
パーフェクトと言っていただき、とても嬉しいです。
解説していただいたら、スナップとしてはこれくらいいろいろ写っていてもいいのか、と思えてきました(笑)

でも、もしじっくり撮る時間があったら、こんな撮り方もしてみたかったと思っています。
・フレーミングは縦長(あるいは真四角)
・テーブルと水平か、ほんの僅かだけ見下ろす角度
・人物は半分あるいは1/3でカット
 顔は入っていなくて肩まででもいいかも
・猫は一匹だけ
・猫はボカして、人物の手元にフォーカスして1枚
・猫にフォーカスをもう1枚

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いいお写真ですねぇ。。
本当にステキな雰囲気があふれる1枚だと思います。
このお写真もずっと忘れない1枚になりそうです。

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*杏さん、
気に入っていただけて嬉しいです。
カイロでは、通りを歩いていて、人の暮らしを垣間見ることができました。
でも、日本ではそうはいきません。
日本で、人の写真をどう撮ればいいのか、まだよくわかりません。
「日本の壁」ですね・・・

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年12月19日 20:43に書いたブログ記事です。

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