夏休みの直前、娘の担任の先生と個人面談があった。
「アフリカで、日本でできない経験を少しでも多くさせ、日本で学べないことこそたくさん学ばせたい」
「だから国語や算数の宿題は特別に免除して欲しい」
「そのかわり、向こうでの出来事と感じたことを毎日日記に書かせる」
と頼んだ。
ありがたいことに、先生から了解を得られた。
しかし
「出来る範囲でやって来て下さい」
と国語や算数のプリントも渡された。
帰ってきてから、授業に遅れないように、せっかく習ったことを忘れないように、という配慮はよく分かった。
しかし、自分の経験から、机上でなく旅の中でしか学べないことがどれほどあったか、旅がどれほど自分を育ててくれたかを振り返ると、この旅の中で娘が自分の目で見て、自分で感じ、考える時間を少しでも多くしてやりたい。
楽しいこと、嬉しいことだけでなく、嫌なこと、辛いことも含めて、この旅を通して、異国の風土、暮らし、人々とのコミュニケーションを娘に身をもって体験して欲しい。
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