サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

テントというオアシス

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外は
肌を焦がす太陽と
砂の舞う熱風

しかしテントの中では
椀の中に溢れるばかりのヨーグルト
歓待の料理
女たちの明るい会話
子どもたち笑い声
男たちの静かな話
そして注がれるお茶の音

テントは砂漠の最良のオアシスだ

正午過ぎに家長であるいとこが戻ってきた。
挨拶をし、家畜を預かってもらっている礼を言う。

ヒツジがまた私たちへの歓待のために捧げられた。
ありがたく肉をいただく。

砂漠に来てからあまり食欲のない娘のために、娘の好きな料理を特別に作ってくれた。
煮た肉を臼で潰し、ご飯と混ぜる。
アレバッジャだ。
「おいしい」
娘はそれを喜んで食べる。
テントの中は、暖かい会話と和やかな空気で満たされている。
駆け足だが、ここに来て本当に良かった。
次回はここで、じっくりと過ごしたい。

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嗅ぎたばこ

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コメント(8)

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4枚目の子供の目が輝いていますね。
私も子供の頃、同じように母のそばでへらについたものを
舐めたり、
きれっぱしをもらったりするのが楽しみでした。

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こちらにお邪魔して、「食」に対して興味をもちました。
特にヨーグルトを作って食べる食文化には驚きました。材料はあるとしても、作って食べるというのは昔からあったんですか?どこかの国の文化が流れてきたのですか?
何も食べれなかった娘さんの為に作った「アレバッジャ」。ご飯もあるんですね?他にどんな食べ方があるんですか?
すみません、質問ばかしで・・・^^;

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2枚目の写真。
親子ですよね。同じ顔してますね。(^_^)

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biwakokayoさん、骨に付いた肉を削げ落としならが食べるのって、おいしいです。
お鍋に付いたおこげもおいしいです。
うう、昼間こういう話題は、断食している腹に響きます(笑)

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かんなママさん、
この旅の記録が一段落したら、マリの遊牧民の食文化や、暮らしについて、このブログで少しずつ書いていくことにします。
それまで楽しみに待っていてください。

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いなやん、写真のふたりは姉弟です。
お母さんと一緒の写真をその上に追加しました。
姉のアップも「瞳の中の砂漠」(http://sahelnet.org/mt/2006/2006/08/post-55.html)の4枚目に追加。
追加した写真は期間限定の予定。
消すの忘れたらそのまま(笑)
しかし本当に3人とも同じ目をしてますね!

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訪問2度目ですが、う〜ん、、やはりすごく好きな写真と光景で魅せられています。。リンクさせて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(あ、自己紹介が遅くなりました。私はエキサイトでイスラムタイル関係のブログを書いています。)

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orientlibraryさん、これからも天幕の写真や、織物の写真を少しずつ載せていきますね。

リンクは自由です。
ありがとうございます。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2006年8月22日 12:39に書いたブログ記事です。

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