サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

遺産

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栄華を誇った時代は過ぎ
富は去った

しかし本当の遺産は
今も残っている

人々の心の中
信仰の中に

1327年に建てられたジンガレ・ベル・モスク。

d0087256_730779.jpg 朝6時を過ぎた頃、街角でコーランを学んでいる子供たちに出会った。

木板に書かれた、コーランを詠み、覚える。
木板には、文字が書かれては、水で流して消される。
指でなぞられ、抱えられ、書かれ、消されて、ざらついた木版がすべすべになって行く。

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コメント(6)

SECRET: 0
>1327年に建てられたジンガレ・ベル・モスク

大きくて立派ですね。
700年近くも経っているのに・・・・
木板はいろんな形で味わい深いです。
皆早朝からちゃんとイスラムのお勉強をしていて
真剣ですね。

SECRET: 0
この場所では、700年の時の流れがまるで止まっているかのような・・・
人々の営みも、さほど変わっていないのでしょうか?
ゆったりと時間が流れているように感じますね。

SECRET: 0
biwakokayoさん、モスクは、泥を塗り固めて作られています。
崩れたら塗り、崩れたら塗り・・・
壊れたらそれを直してくれる人が居続ける、ということが大切なのだと思います。

SECRET: 0
keikono2さん、技術は進歩しても、人間の尊厳も愚かさも、何千年もまったく変わっていない気がします。
そんなに急いで何が変わるのかって、時々考えたいですね。

SECRET: 0
勉強したくても出来ない子供や、勉強する環境が悪い子供が居るのに、我が家の子供達は十分な時間と設備を与えられているのに勉強しません。
まぁ、私も勉強した覚えがないのでしかたがないのかも・・。(^_^;)

以前「たけやん」に私の名前をアラビア文字で書いてもらいました。(^_^)

SECRET: 0
以前トンブクトゥに住んでいた時、電気のある我が家を夜子供たちのために解放していました。
電気のない家の子どもが、勉強出来るように。
セネガルやブルキナファソでは、マリからの大学生が何人か我が家に下宿していました。
息子は、逆に義兄や知人宅で数年間下宿させてもらっていました。
向こうでは、そうやって子供たちの教育も助け合っています。

子供たちは、町や部族のみんなの子どもです。
挨拶しなかったり、悪いことをしたら、親だけでなくどの大人もしかられます。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2006年8月23日 06:15に書いたブログ記事です。

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