ナチュラル・ソフトフォーカス
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レンズの結露(笑)
冬が長いヨーロッパの、雪の多い山国スイスに住む妹家族に「日本の真夏の海」を満喫させてやろうと出掛けた石垣島。
しかし「石垣島の夏」は全然「日本の夏」ではなかった。
なんて湿度が高いのか!
昔カラチの町を歩いた時のことを思い出した。
ちょっと歩くと汗が滴り落ちる。
ビーチサンダルでペタペタと海岸を歩く感触は、砂漠と同じで懐かしい。
サンダルが砂を跳ねるのはよく分かっているので、たすき掛けにしたカメラは体の前に。
すると滴る汗がカメラの上に・・・むむむむむ。
汗のトラブル、考えてみればサハラ砂漠では日中はターバンをしていた。
だから、湿度だけの問題でなくターバンのお陰で、サハラではカメラを使っていても汗で困った記憶がないのかも知れない。
ともかく石垣島では、木綿の帽子とタオルが必需品だった。
暑さに強い娘までこう言った。
「生まれて初めて汗をかいた(汗がたれた)」
帰ってきてから地図で確認すると、石垣市の緯度は北緯24度20分。
ドーハが25度15分。
げっ、石垣市はドーハより南にあるのか。
しかし、石垣島は典型的な南の島で、湿度は高いが温度は34度を超えることはほとんどないという。
埼玉で37度とかいうニュースを聞くと、本土はなんて暑いんだ!と思っているらしい(笑)
高温多湿の石垣島でもう一つのカメラトラブル。
ホテルの部屋ではクーラーと除湿器が24時間フル稼働。
外から部屋に戻ると、その気持ちよさはまるで生き返った気持ちになるほど。
「じゃあ死んでたの?」と娘はへ理屈を言うが・・・
しかしこの快適さが曲者。
部屋から外へ出た途端に、メガネ、カメラのレンズとファインダーが結露してしまう。
お陰で朝一の写真は冒頭のようにナチュラルにソフトフィルター効果が出た(笑)
レンズを拭うと↓こうなった。
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