サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

Le voyage d'après midi(午後の旅) 11

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お茶を飲む

のどを通る液体が
旅の疲れまで流してくれるようだ

ハザリ渓谷を見た後、さてどっちの道を行こうかということになった。
東ルートの方が近道だそうだが、時間があるので西ルートを行くことにした。

アフマドさんは、私が写真が撮りやすいように、私のラクダの後ろに回りついてきてくれる。
そして、ぽつりぽつりと話しかけてくる。
私は写真を撮り、彼の質問に答え、逆に質問をしたりしながらラクダを進めた。
私を先に行かせているアフマドさんは、要所要所で、「右」「左」「真っ直ぐ」と方向を指示してくれる。

「ハザリ渓谷」を出て、ハザリ山の西壁に沿って1時間くらい進むと2時頃になっていた。
岩陰のあるところでランチをとることにした。
ラクダを座らせ、両方の鞍から掛けていた織物を1ずつ下ろした。
しかし鞍はラクダに付けたままだ。
逃げ出さないように前脚を紐で手錠のように縛ることもしない。
ラクダは勝手に近くの草を食べ始めた。

d0087256_101935.jpg あの左の出っ張ったところを越えるとテントの場所だという。

ここまでは私が写真を撮るのを黙って見ていたアフマドさんが
「テントに行くまで写真は撮らない方が良い」
とアドバイスしてくれた。
こういうアドバイスはありがたい。
そこからはカメラは鞄にしまい、ラクダを進めた。

テントの数十メートル手前、岩壁の縁でラクダを座らせた。
アフマドさんは、今度は座らせるとすぐに鞍を外し始めた。
見様見まねで、私も自分のラクダの鞍を外す。
鞍を外して地面に置くと、その鞍の上に、鞍に掛けて座っていた大きな織物をかけ、鞍を完全に覆った。
ふーん、こんな風にするのか。

そうして、カメラバッグとズタ袋(仮名)を持ち、緊張と不安を感じながらテントに歩いていった。
アリさんの父親は、私を快く迎えてくれるだろうか。
話は通じるだろうか。

予告
さあ、次回からいよいよワディ・ラムのテントでのポートレート!
と思ったけど、その前に「クーフィーヤ編」を入れることにしました(爆)

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コメント(14)

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こんな浸食されたような砂岩質の山があったんですね。驚きです。
2度もワデイラムに行っているのに見たことありません。いったいどの辺なんでしょう。
凄いですね。実物見に行きたいです。

SECRET: 0
熔けて固まったような模様ですねぇ。
う〜ん。自然が作った芸術品のようです。

わ、最後のアフマドさんのアドバイスの部分から
物語の山場にさしかかったみたいで
ぐっと緊張感が伝わってきました。
「つぅーびーこんてぃにゅー」だなんて・・・。
さて、物語の展開は〜???
気になります〜。

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スケールのデカイ風景、圧倒されます。
凄く壮大な風景を見た時に、その風景をしっかりと撮れる様に一眼で撮り
たいという気持ちと、旅先での巡り合う素敵な風景だからこそ素朴な気持
ちで自分の一番お気に入りのカメラで上手く撮れないかもしれないけれど
撮影したい、という2つの気持ちがあります。
M8の電気系統の不具合、どういう事をその後引き起こしてしまう事になっ
たのか、凄く気掛かりです。

SECRET: 0
ほぅ~。日記を読むだけで、、えらい時間がかかってしまいました。はは。
まず、聞いた事も無いお言葉の数々、、、カメラのパニックも、何かあったんでしようけど、、何がどうなったのか、、、はは。
ところで、話は全然かわりますが、、以前私が買ったこちらを写した写真集、、
そのお話、覚えてらっしゃいますか?絶対、jujubierさん、、写真集出された方が、良いと思いますよん。ここまで、深く、深く、、ここの人になっていらっしゃるし、、、。
この独特の赤土は、本能をくすぶる何かがあります。素敵です。
この地で、大きな夕日を全身で、受け止めてみたいです。最高でしょうね。♪

SECRET: 0
ホント、スゴイ世界なのであります。
知らぬ単語がドンドン出るのであります。

やはりラスがステキであります。
ベルビアで撮りたい気分なのであります。

SECRET: 0
雲はやはりないんですね。砂塵はあるんでしょうけどピュアな空に見えます。

ラクダの背の上からの見える世界は新たな写欲を引き出してくれそうですね。
でも私ならその前に安定感を保つのに必至かな(笑)。

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*sindbad_7さん、
地図を載せました。
参考にしてください。

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*gangnekoさん、
たくさんのコメントありがとうございます。
続きは・・・お楽しみに(笑)

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*farfarsideKさん、
別のコメントでも書きましたが、風景写真は苦手なので、うまく撮ろうという意識が働かず、凝った撮り方もせず素直に撮っています。
その方が、分かりやすい写真になるのかも知れません。
人の写真は好きなので、うまく撮ろうという欲が出て、あれこれ悩んでしまいます。
結果、変な写真ばかり撮っていたりします(笑)

SECRET: 0
*かよちん、
お疲れさまです(笑)
カメラのトラブルは、一言で言えば「撮りたい瞬間にシャッターが切れない」状況でした。

そう、このあたり砂や岩が赤いんですよね。
UAEのアル・アインあたりの砂漠が原風景(なのか)のたけやんも、以前、赤い砂漠の方が砂漠らしく感じられると仰ってました。

でも、モーリタニアやマリ北部のサハラ砂漠を見慣れた私には、赤い砂漠はちょっと違和感があります。
妻の生まれたところ(ラス・エル・マ)の砂丘の砂なんて、とっても白いんです。
そこの砂が近々届きそうです。
届いたら、写真をお見せしますね。

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*ひらりんさん、
今回、ポジフィルムは持っていきませんでした。
次にどこかの砂漠に行く時は・・・うーん、やっぱりモノクロで撮りたいかなあ。
最近ひらりんさんのブログでは、R-D1sが復活してますね!
嬉しいなあ!

SECRET: 0
*kamerasさん、
言われて見ると、アンマンとペトラでは雲を見てますが、ワディ・ラムで雲を見た記憶がまったくありませんね。

ずっと両手を放してたくさん写真を撮りながらラクダを操っていたのは、夜、テントでベドウィンたちの話のネタにもなってました(笑)

SECRET: 0
アラビアパンって
どんなお味で食感なのでしょう?
パン好きとしては
めっちゃ気になります〜o(^-^)o

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*杏さん、
ピタパンてご存知ですか?
丸くて、中が中空になっているパンです。
味は・・・まあ普通(笑)

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年11月27日 23:46に書いたブログ記事です。

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