サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

Au début du jour, à la fin du voyage(一日の始まり、旅の終わりに) 21

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ひとつひとつの窓にひとつひとつの人生がある
日が昇るとそれがまた動き始める

旅の出会いを瞼に浮かべ
この風景を目に焼き付けて
この国を去ろう

日が昇る前に目が覚めた。

M8に21mmを付けて部屋を出た。
ホテルの前にいる白タクの運転手に尋ねた。
「アンマンの町が見渡せるところはないか」

「どこがいいかな」
ひとり言を言いながら、運転手はしばらく大通り走っていたが、
「そうだ、あそこならきっと気に入るだろう」
そう言うとハンドルを切った。

着いたのは小高い丘の上だった。
「Citadel(城砦)」
運転手は言った。
運転手は守衛に話し、時間外だが柵の中に入れてくれた。
丘の南と北の写真を撮った。

d0087256_1544357.jpg 現金なもので、旨いものを食ったら元気が出た(笑)

カイロで素敵な出会いがあるように!
どきどきする写真が撮れるように!
そう祈りながら飛行場へ向かった。

ヨルダン編とエジプト以後の旅を分割

21回に及んだ「砂丘の上、星空の下 2 ヨルダン編」にお付き合いいただき、ありがとうございました。

当初、今回訪れたヨルダン、エジプト、ギリシャ、UAEの4カ国について、このブログでひとつの写真旅行記としてまとめるつもりだった。
しかしひとりで思うままに旅をしたヨルダンと、ミッションの一員として訪れた他の3カ国では、旅のスタイルがまったく違っていた。
ミッションの行程についてはここに書けないこともある。
写真も雰囲気が違う(と思う)。
写真の違いは、アンマンで壁にぶち当たったことが大きいだろう(笑)
そのため、ヨルダンと他の3か国の旅は同じシリーズとしてではなく、分けてブログに載せることにした。
エジプト以後についてはスタイルも変え、時系列的な旅日記ではなく、テーマ別の写真中心の記事にしたい。

ちなみに「アンマンの壁」は、完全ではないがカイロ滞在の後半でぶち抜けた。
カイロの写真をお楽しみに!

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コメント(20)

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ぎっしりと所狭しと同じような建物が建っていますね。
ほんのりとピンク掛かった空がいい感じですね。
異国情緒たっぷりですね。
ノクチがもう一本欲しくなりました。
一本はMP、もう一本はM8用に。(^^ゞ

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これはいいところに連れて行ってもらいましたね。
風邪も空腹も忘れてしまいます!

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朝焼け、私もよく朝目覚めたときに日が上がっていないときがあります。
そんなとき、よくカメラで写したりします。
カールツァイスはBiogon T* 21mm F2.8 ZMもっているのですが
C Biogon T* 21mm F4.5 ZMは入手していません。いいですかこのレンズ?

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町の雰囲気が異国を感じますね。
早朝、いいお天気でいい場所に行けて満足でしょう。
豆のスープも食べたいな。
私も豆が大好きなので・・・

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こういった海外の風景を見ると思うのですが、法律とかで建物の仕様が決まっているのでしょうか?
そうじゃないと絶対に多種多様な建物が建ちますよね。
はたして暮らしやすいのでしょうか?

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こんばんはwashiayaです。
はじめてコメントさせていただきます。

良い風景と人々ですね。
jujubeさんの作品を拝見させて頂いて、パウロ コエーリョという作家の
「アルケミスト」という本を思い出しました。
友人の薦めで読んだのですが、
羊飼いの少年がアフリカの砂漠を越えてピラミッドを目指す冒険小説です。
その中に登場する錬金術師の老人や風景が表現されているように感じました。
錬金術師は少年にこう言います。・・・「前兆に従うこと」

あるがままを受け入れ、ゆっくりと時が流れている空気感が心地良い作品を
拝見させていただきありがとうございました。

ぶしつけではございますが、リンクさせて頂きます。
今後ともよろしくお願いします。

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異国であります。
感覚がオイラの理解を超えているのであります。
素敵なのであります。
ドンドン続けてくだされ^^v

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すばらしい箱のならび。
C Biogonでフルデータもさぞかしすごい画なんでしょうと、想像します。

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*farfarsideKさん、
もう一本手元に置くなら、写りが違うらしい初期のものが欲しいです(笑)
しかし、ノクチは石油より高騰してますね!

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*travelsterさん、
ヨルダンの最後の日に、いい思い出が出来ました。

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*Kazuさん、
夏は早朝良く写真を撮ります。
冬は寒いので、窓から眺めているだけです(笑)

C Biogonかなり癖があります。
青系が強い感じです。
F4.5は開き直って、じゃなくてもう絞って使うしかありません(寒!)
ホワイトバランスを補正したものが多いですが、カイロで使った写真を何枚かアップします。
参考にしてください。

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*かよさん、
はい、前日の落ち込みがかなり楽になりました(笑)
豆のスープは、本当に美味しかったです!

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*いなやん、
> 法律とかで建物の仕様が決まっているのでしょうか?
うーん、どうなんでしょうね。
マリなどだと、伝統的な建て方をすると、間取りとか全然違っても、自然と同じような雰囲気の建物になるようです。

暮らしやすいか、比較するものがない限り、暮らしにくいとは感じないのではないかと思います。

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*washiayaさん、
写真から「アルケミスト」を思い出していただいたなんて、身に余る光栄、感謝感激です。
パリに留学していた時、「アルケミスト」が、フランスの雑誌ElleのPrix des lectrices(読者賞)を取り、あちこちの書店で平積みになっていました。
アフリカが舞台の話題になっている本を読まずにいる訳にはいきませんでした(笑)
で買って読んだら、感激して涙しました。
「アルケミスト」が好きな方には、ハリール・ジブランの「預言者」という本もお勧めです。

リンクありがとうございます。
私の方は、無断ですが、もう随分以前からリンクさせていただいております。

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*ひらりんさん、
ありがとうございます。
次回からはカイロ編です。
しかし、さっき写真を整理していたらカイロ編、約40回シリーズになりそうで困っています。
といってもカイロ編は、ほとんどは写真1〜2枚で文章なし、というスタイルのつもりなので、毎日3つずつくらいアップしていこうかと(笑)

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*takahashiさん、
上にも書きましたが、C Biogonは色合いにかなり癖がありますね。
F値も4.5なので、ボケはまったく期待できず、かなりシーンを割り切って使っています。
モノクロの方が使いやすそうです。

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フールはナンですくって食べるもので、スープとはちょっと違うかも。
これとホンモスを一緒にしたものを「ミックス」と呼んで、こちらではよく食べています。

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朝焼けきれいですね。
東京でも、冬の早朝に、たま〜に、こんな風に
薄〜いピンク・紫・青色の空を早朝に見れたりします。
早起きすると、良いものが見えますね。

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*たけやん、
フールはナンですくって食べるんですか。
ひとつ賢くなりました。

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*gangnekoさん、
真っ赤な朝焼けもいいですが、こういう淡ーい朝焼けも素敵ですよね。
私は、朝早く起きるのは全然問題ありません。
よく夜が明けるのを窓から眺めています(笑)

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年12月 6日 15:33に書いたブログ記事です。

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