サハラの旅から戻り、改めて砂漠の友人たちを写真に収めたいと始めた写真ブログ

Au fond d'une ruelle(路地裏 -glossy darkness- 18)

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うん、こんな写真が撮りたかったんだ

カイロの写真も、これを含めて残り3枚となった。

夜のこの3枚や、昼間の子どもや猫の写真が撮れて、「アンマンの壁」が越えられた気がした。
しかしそう思えたのは、これらの写真が撮れたという「結果」によってではない。
これらの写真をどう撮ったか、自分が何が撮りたいのか、という自分の撮影スタイルとテーマがぼんやりとだが見えたからだ。

経験を積み技術が向上すれば、結果としての写真はどんどん変わっていくだろう(希望的観測か)。
しかし、今回手応えを掴んだ撮影スタイルと、(砂漠でなく)町でのテーマはこれから先も、それほどブレないのではないかと思う。
とりあえず今の感想(笑)

ひとりごと
冒頭の言葉、「良い写真」が撮れたと思ったからではない。
「自分らしい写真」が撮れたことに満足した言葉なので、誤解のないように(笑)

しかし、日本でもこんな写真が撮れるかなあ・・・
ネタ切れの時は、またカフェ・シリーズに走るかも知れない(笑)

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コメント(12)

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日本で撮るフォトに少し限界を感じています。
というか、日曜日に出かける先が旅行以外の時は大体決まって同じ
所なので、なかなか目新しいものにありつけないですね。

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jujubierさん、こんにちは。
とてもいい写真ですね。しかもjujubierさんらしい写真です。

SECRET: 0
jujubierさん、たった数日間のカイロでかなりたくさんお撮りになられたんですね。楽しまれたようで本当に良かったです。
やはり、新たな場所や久しぶりの場所は感動も多いですよね。住んでいる場所だと、あらゆる情景が当たり前の日常に見えてしまい、シャッターを切る前にやめてしまう事もしばしば。
慣れきった場所や景色にも感動出来るといいのですが・・・難しいです(笑)

残りのお写真、楽しみにしてます。

SECRET: 0
jujubeさんらしさにあふれていて
かつ、
ものすごく魅惑的なお写真ですねぇ〜〜**

SECRET: 0
おー、銀塩のような写真ですね。すごいインパクトです。

SECRET: 0
写真に対して真摯に向かう様をリアルタイムで読めるブログって好きです(^-^)
なかなか無いんですよね。みんな機材の事で頭がいっぱいになっちゃって(笑)

で、生意気を承知で自分的な解釈をさせていただきますと…
アンマンの壁はどちらかというと「人物が写ってます」的なお写真が多いような気がします。
これは背景ぼかしが多いので、人の表情が凄く精細に見えてしまっているからかもしれません。
対して今回のお写真は、人物の心の動きが写っていると思いました。
主人公の子供に相手(右端の人物)がいるからかもしれません。
贅沢を言えばもうちょい寄って欲しかったかも?!
でもそうすると、奥に干してある布が切れちゃいますかね(^-^;)

SECRET: 0
*farfarsideKさん、
日常って慣れ過ぎてなかなか撮れないのですよね。
でも、普通の目線から「写真モード」にスイッチを切り替えると、日常もフォトジェニックになるんじゃないかと思っています。
でも、ひとりじゃなく家族がいるところでは、スイッチが入らないんですよね。
顰蹙を買いそうで(笑)

それなのにfarfarsideKさんは、ご家族をとても新鮮に切り取っていらっしゃるじゃないですか。
すごいことだと思います。

SECRET: 0
*もーさん、
フィルムはもうGetされましたか(笑)

私らしいといっていただけて嬉しいです。
ありがとうございます。

SECRET: 0
*sindbad_7さん、
> たった数日間のカイロでかなりたくさんお撮りになられたんですね。
はい、壁を越えようと、
「撮るべし、撮るべし・・・」
と頭を使わず、体で撮りましたから(笑)

仰るように、新鮮な場所ですから何でもフォトジェニックでした。
アンマンも同じはずなんですが・・・撮ったらまずそうな空気に包まれて体が固まってました。

残り2枚、どっぷり自分の世界に入ってますので、他人の目にどう映るのかさっぱりわかりません(笑)

SECRET: 0
*杏さん、
私らしい、魅惑的、とふたつもお褒めいただけて、2倍嬉しいです。

SECRET: 0
*tullyz2さん、
銀塩ぽいですか。
ありがとうございます!

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*こたさん、
感想、解釈、どんどんお願いします!
いろいろ考えるきっかけになり、とてもありがたく思います。

機材の話も好きです(笑)
でも、あくまで道具、手段ですから、それ以上に写真の話しをしたいですね。
でもタイトルと写真だけで見てもらえるようになるのが一番なんでしょうね・・・

アンマンでは、
仰るように、とにかく人を撮ることそのものにエネルギーを使い、でもうまく行かずに悩みました。
考えてみると、その前のワディ・ラムでかなり近い距離で人の写真が撮れたので、大きなギャップを感じてしまったからかも知れません。

でもカイロでは、打ちのめされていたので(笑)気負いがありませんでした。
むしろ人を通して町の雰囲気を切り取りたいと思ったのがよかったのでしょう。
カイロではポートレートというよりスナップ的に撮っているものが多いです。
この写真も、アッと思った瞬間に撮ったら子どもが小さくなっちゃってますね。
仰る通りもう少し近寄れるとよかったかも知れません。
でも、そうすると2人ともカメラ目線になっていたかも(笑)

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2007年12月18日 00:39に書いたブログ記事です。

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