日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

ハンカチ落とし

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娘が毎月楽しみにしている「コラショ」という本についていたビデオをいっしょにみました。
その中で「ハンカチ落とし」という遊びが、インドや南米など世界中にあると紹介されていました。
私はこの「ハンカチ落とし」という遊びを知りませんでした。
みなさんはご存知でしたか?

「マリにも同じような遊びがあるのかなあ」
と妻に聞くと、同じような遊びがあるそうです。
フランスにもあるとのこと。

フランスの遊びの方は chandelle(シャンデル)というそうです。
オンラインでも見つけました。
Tibooparc : FÍte d'anniversaire, gou^ters : les jeux

マリ北部のトゥアレグの遊びは、bellus(ブッルース)とdorian(ドリアン)のふたつが似ているそうです。
ブッルースは「挑発」という意味で、ハンカチおとしと同じようにみんな内側を向いて輪になって座り、オニがその外側を走り回りますが、ハンカチは使わずに、頭を叩いて逃げるのを、叩かれた方が追いかける遊びだそうです。

ドリアンは、ハンカチおとしと同じように布(ハンカチ)をつかって遊びます。
オニが歌を歌いながら、ほかの子どもの手の上に布を置き、歌が終わった時にハンカチが手の上に置かれた子どもがオニになる遊びだそうです。
ただしこちらは円形じゃなく一列になって遊ぶそうです。
どこの国にもよく似た遊びがあるんですね。

で驚いたのが7才の娘。
マリのどちらの遊びもちゃんと知ってました。
その他のトゥアレグの遊びもいろいろ知っているようです。
2年ほど前に日本に帰ってきてから、のべ2か月くらいしかマリに行ってませんが、向こうではいとこたちとしっかり遊んでいるんですね。
言葉だけでなく、その地域の文化の一部である伝統的な遊びもちゃんと覚えてきてくれていることを知り、嬉しくなりました。

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コメント(2)

はじめまして。
ハンカチ落としはデフォルトでみんな知ってる遊びだとばかり思いこんでいました(笑)
鬼ごっこやじゃんけんなどは地域で呼び方やルールがずいぶん違ったりしますが、ハンカチ落としは日本国内どこでもほとんどルールが違わない共通語的な遊びだと思っていたのですが。
これだけ広まっているということは、伝播経路を調べると面白いかもしれませんね。

うーむ
ハンカチ落としって、遊び方からすると、室内で、かつ広くないとやりにくい遊びですよね?
きっとわたしのテリトリーにはそういう場所がなかったんだと思います(笑)

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年10月12日 22:08に書いたブログ記事です。

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