妻が時々暗唱してくれる詩がいくつかあります。一番好きなのはこの詩です。
2002年10月アーカイブ
台風21号は、関東から東北、北海道方面を直撃したようですね。みなさんのところは大丈夫だったでしょうか?
戦後最大規模の台風といわれましたが、不幸中の幸い、被害が少なかったようです。
もちろん被害がまったくなかったわけでなく、4人死亡、1人不明、倒壊家屋92戸、浸水281戸などの報告があります。被害に遭われた方には謹んでお悔やみ・お見舞い申し上げます。
さて、サヘルの人たちに「サヘルには旱魃があるが、日本にも天災はあるの?」と聞かれたことがあります。
オンラインのフランス語新聞記事から抜粋・抄訳しました。
オンラインのフランス語新聞記事から抜粋・抄訳しました。
中日新聞(2002.10.4)にこんな記事が載っていました。
「おれだけど、今すぐ金がいるんだ」
孫や息子のふりをして電話をかけ年配の女性から現金をだまし取る事件が愛知県犬山市と隣の扶桑町で急増。被害総額は約800万円に上る。
女性が自宅に一人でいる日中、最初に「おれ、おれだけど」と繰り返し、女性が「〇〇なの?」と肉親の名前を言うと「そうだよ」と答えて架空の話を始める。
「事故を起こした。警察に連絡したくないので、五十万円がすぐに必要なんだ。姿を見せられない」
「やくざに脅されている」
などの架空話を持ちかけ、公民館の消火栓や指定した自動販売機の下などに現金を置くよう指示して現金をだまし取る手口。
「声が違うと思ったが、それだけ動転しているのかと心配し、だまされてしまった」
これを読んで、10年ほど前、セネガルにいた時のことを思い出しました。
「みんなの旅の写真館」の中の「おかあさんのアルバム」子供達、若者達 1.A-M;Okasan's Travel Photo Album; children and the young 1 A-Mの中に、マリの子供たちの写真があります。
そして、写真を撮られた方はこんなコメントをされています。
学校、体育館、公園・・・無いのです。教師が(大人)が、岩の上で、地面に座って、その周りに子供達も車座になって、授業を受けているのです。
靴を履いている子は、ナシ。裸足です。送った写真で子供達が、たくさん立っているのは、外国人(おかあさん達 )が来たので、歓迎の歌を歌ってくれるのです。もちろんチップをもらうためです。
行く先々で、座ったり、立ったりして、大合唱です。
目的と言えば、何がしかのチップを期待しての行動です。
今日の日本の現状やヨーロッパ的な見方は、通用しません。
集まっている背景は、われわれの思いや想像のつかないこの国の子供達の置かれている現状の悲惨さです。
引用元:子供達 マリ共和国で 1
本当にそうなのでしょうか?
この写真の子供たちの瞳には悲惨さだけが映っているでしょうか。
三重テレビで19時から日曜ビッグバラエティ「アフリカから来た花嫁 肝っ玉母さん奮闘記完結編」という番組を見ました。
妻は、山形在住のタンザニア出身の夫人が里帰りして10数年ぶりに姉妹に再会した場面に、自分の里帰りを重ねて涙を浮かべていました。
私には、日本で生まれ、初めて母の故郷を訪れた息子が述べた感想が印象的でした。
19日にクーデター未遂直後、海外系のラジオ放送局RFI、BBC、Afrizue Numero 1 は設備を破壊され、アビジャンではFM周波数帯でこれらの放送を受信できなくなっていました。
それに加えて、4日深夜、夜間外出禁止令の中、フランス系テレビTV5とCANAL HORIZONの中継を行っているアビジャン放送局が破壊されました。
すなわち、現在アビジャンの市民が簡単に得られる情報は、海外のメディアを厳しく非難し続けている国営テレビ・ラジオと新聞だけという状況です。
政府による情報の規制が情報操作へと大きく傾きませんように。
そんな危惧の中、コートジボワール国営テレビ(RTI)が、6日20:00の放送で、
「1998年、在コートジボワール外国人の半数がブルキナ人であり、その数は2,338,540人にものぼる。(中略)ブルキナの大統領とその支持者が、西アフリカのおけるコートジボワールの役割をよく理解できるように、たった500,000人のブルキナ人をブルキナに追い出せばいい。(中略)コートジボワール国内のブルキナ人移民排斥がこの戦いの勝利への鍵である」
とコメントしたそうです。
これは9月22日の続きです。
コートジボワールの事件についての日本の報道を分析してみました。