日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

マリの食料不足 (8/24)

| コメント(0) | トラックバック(0)

Reuters AlertNet - Mali says rains mean end of food crisis in sight

サバクトビバッタの幼体(正確にはなんというのでしょう?)の被害は?
マリ北部地域の「慢性的」な食料不足については、また忘れられてしまうのでしょうか。

トンブクトゥの近くに住む妻の家族の話では、穀物は売られているけれど、価格が非常に高いとこのと。
援助物資が計画通りに配給されないで、売られていたら困りますね。
また、計画通りに配給されていても、優先順位をつけて配給される人からぎりぎりもれてしまう厳しい生活をしている人が出ることも避けられません。

穀物があっても、数字の上、机上の論理では、食料不足に困っている人ひとりあたり何kg分の食料が配給されたと計算されても、実際にはそれを手に入れられず食べられない人々がいる、という状況をもっと大きく報道して欲しいと思います。

もうひとつ。
BBCの以下の報道スタイルやアプローチは、扇動的で事実確認がなく(と個人的には思う)、「報道」のあり方としては賛成しませんが、写真を見る機会の少ないトンブクトゥ近郊の記事であるため、一応リンクしておきます。

BBC NEWS | In pictures: Mali's hungry nomads

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://sahelnet.org/mt/mt-tb.cgi/417

コメントする

このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2005年8月24日 06:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「メモ:ニジェールの食料不足 (8/24)」です。

次のブログ記事は「「アフリカの害虫、砂漠巨大バッタ」TV番組(その2)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。