日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

自然の中の暮らし

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今朝もまだ雪が残っている。
昨日は、自然の美しさに驚きながら一日が始まり、眠りにつくまで満ち足りた気分だった。

サヘルでは、日中は暑くとも、地平線から広がる朝焼けで始まり、赤から紫へと変わっていく夕焼けで終わる素晴らしい日が何度もあった。
厳しい砂嵐ですら、自分の存在の大きさを謙虚に確認させてくれるものであった。
自然を肌で感じるという程度でなく、自然の中に自分が置かれていると感じる日々だった。

窓で切り取られた空、町並みと送電線で刻まれた風景、次第に削られていく山。
昨日のような感動を与えてくれる日本の自然は、子供たちが大きくなった時にもまだ、日々の暮らしのすぐそばに残っているだろうか。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年1月 7日 19:27に書いたブログ記事です。

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