「ジョルダン」を「ヨルダン」、「ノールウェー」は「ノルウェー」、「連合王国」は「英国」に——。外務省が外国の国名や地名をようやく一般的な呼び方に合わせることを決めた。これまでも「わかりにくい」と批判されていたが、「インターネットで検索しても外務省関連ホームページが出てこない」といった意見が寄せられたことから、重い腰を上げた。情報化社会が外務省の「伝統」を押し切った形だ。
引用元:「ジョルダン」は「ヨルダン」 外務省の表記を変更へ
改正案は、1月31日の自民党外交関係合同会議で了承され、今国会に提出されるそうです。
1952年施行の現「在外公館の名称・位置・給与法」は「現地での発音や英語名がもとに」なっているそうですが・・・象牙海岸共和国は、現地の発音でも英語名でもないですよね。
新たな呼び方は、教科書、新聞、辞書などをもとに選定され、国名は60か国、地名は88を変更するそうです。
西アフリカの地名では
象牙海岸共和国 → コートジボワール
がとりあえず確認できましたが、
ブルキナ・ファソ国 → ブルキナファソ
バンジュール → バンジュル
も入っているでしょうか。
ところで、外務省の表記でなく地図上の地名表記でも、気になっているものがあります。
→の後が、現地で耳にする地名に近い音です。
セネガル
ジギンショール Ziguinchor → ジガンショール
ソコネ Sokone → ソコン
マリ
ケーズ Kays → カイ
キータ Kita → キタ
アラワーヌ Araouane → アラウワン
イフォラ山地 Iforas → イフォーガース山地
ティンザワテネ Tin Zaouatane → ティンザウワタン
ブレッサ Bouressa → ブーゲッサ
ブルキナファソ
ワガドゥーグー Ouagadougou → ワガドゥグ
デドゥーグー Dedougou → デドゥグ
ガワ Gaoua → ガウワ
ニジェール
ニアメイ Niamey → ニアメ
ジンデル Zinder → ザンデール
テッサワ Tessaoua → テッサウワ
テギダインテッスム Teguidda-n-Tessoumt → テギダンテースムトゥ
地図にあるからと、これが外務省に採用されてしまうと悲しいので、地図の作製元にメールでもしておきましょう。
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