日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

平和の祈り

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16日は Global Candlelight Vigil for Peace という催しが世界112か国(現時点での数字)であります。午後7時に場所を決めて人々が集まり、蝋燭の火を灯す。時がたつにつれて光のウェーブが地球を一周するというエレガントな抗議行動です。アメリカの偵察衛星からもよく見えることでしょう。

引用元:新世紀へようこそ 096

3月15日発行の池澤夏樹のメールマガジン「新世紀へようこそ 96」からの引用です。

サイトを見ると日本時間の15日午後3時の時点で、西アフリカではガンビア、ガーナ、ナイジェリア(5か所)、シエラレオネで、ろうそくの明かりを灯す平和の祈りが予定されています。
#ブルキナファソとチャドでも行われたようです。先のサイトでキャンドルライトの平和の祈りが行われた国々からの書き込みを見ることができます。

マリ、ニジェール、ブルキナファソなどの内陸国が入っていないのは少し寂しいですが、当日まで見守っていたいと思います。

灯りの少ない砂漠で蝋燭を灯すと、アメリカの偵察衛星から本当によく見えると思います。
風が問題ですが。

ラクダで旅をしている時、遠くに見える灯りは、そこに自分以外にも人がいる証しであり、本当に元気を与えてくれるものでした。
それは思っている以上に遠くから見えるために、灯りを目指してもなかなか辿り着きませんでした。
もうすぐだとつい足がはやりました。
それでも、それからが長かった。
その期待とじれったさは今でもはっきりと覚えています。

平和を祈る灯りは、戦争に向かおうとする人にどんな気持ちをもたらすのでしょうか。

最後に、同じメールマガジンから、池澤夏樹による日本国憲法第9条の訳文を載せさせていただきます。

この世界ぜんたいに正義と秩序をもとにした平和がもたらされることを心から願って、われわれ日本人は、国には戦争をする権利があるという考えを永遠に否定する。国の間の争いを武力による脅しや武力攻撃によって解決することは認めない。
 2 この決意を実現するために、陸軍や海軍、空軍、その他の戦力を持つことはぜったいにしない。国家というものには戦う権利はない。

(2003.03.17追記)

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年3月15日 16:17に書いたブログ記事です。

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