日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

ENDAの貧困対策に6千万円の支援

| コメント(0) | トラックバック(0)
500.000 euros du Luxembourg a` l'ONG Enda pour la lutte contre la pauvrete´

ルクセンブルクが、ダカールに本部を置く国際 NGO ENDA-TM (Environnement et de´veloppement du Tiers-Monde) に1年間の貧困対策活動に 500,000ユーロ(約6,400万円)の資金援助に同意したそうです。

ENDA は、日本のNGO アフリカ日本協議会 (AJF) と関係が深く、日本にもそのスタッフが何度か訪れています。
ENDA についてはこちらを参照。

いちNGO の1年間の活動に6千万円強という金額は非常に大きいですね。
それだけ、ENDA のこれまでの活動が大きく評価されているということなのでしょう。

しかし、サヘルで暮らしながら ENDA の活動を見ていると、理論的には正しいその主張が、地域になかなか受け入れられないような状況をしばしば見てきました。
エリート集団であり、シンクタンク的な ENDA の「指導」が、地域に根付かないケースがあるわけです。

地域住民が最終的な選択・判断をするという姿勢は正しく、私自身そうあるべきだと思いますが、そこに至る過程で費やされる資金を考えると、費用対効果という点で頭をひねるわけです。
今回の資金援助が、ENDA の活動の正当性の評価を一層高めるだけでなく、できるだけ地域住民に還元されるように願います。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://sahelnet.org/mt/mt-tb.cgi/119

コメントする

このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2003年4月 4日 00:11に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「女性の割礼」です。

次のブログ記事は「プロジェクトX」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。