日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

雌牛の角の重さ

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今日は仕事が終わってから、妻・娘とケベックのサーカス Cirque du Soleil による QUIDM(キダム)名古屋公演を稲沢まで見に行ってきました。
会場に入ると大勢の人の流れが、それぞれのゲートに向かっています。
娘が迷子にならないようにと妻は
「あいちゃん、こっちよ!どこに行ったの?」
と後ろを探しています。
おいおい、自分で娘を抱いているだろう?!
頭にかけた眼鏡を探す笑い話はありますが、自分で抱いている子供を探すとは・・・

トゥアレグ(妻の民族)の諺に
「雌牛は自分の角の重さを感じない」
というのがあります。
母親は自分の子供がいくら大きくなって重くなっても抱いていることを負担と感じない、いかに母親の愛情が強いものか、を表す諺です。
まさにこの諺を証明する妻の振る舞いに、妻も私も同時にこの諺を口にして大笑いしました。

娘は、諺の説明を聞くと、嬉しそうに、いっそう妻に抱きついていました。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年6月19日 23:50に書いたブログ記事です。

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