日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

リベリアの平和

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リベリアでは11日、テーラー大統領が、ブラー副大統領に政権を譲り退陣しナイジェリアに亡命しました。
これにあわせて、最大の反政府勢力「リベリア和解民主連合」(LURD)は首都周辺からの撤退と自由港を多国籍軍の上陸や緊急援助食糧の陸揚げのために明け渡すことに同意しました。
平和に向けて一歩が進んだように見えます。
しかし、

数千人の市民が、緊急援助食糧を備蓄中のモンロビア自由港の倉庫の略奪を始めたそうです。
もうひとつの反政府勢力「リベリア民主運動」(MODEL)も首都南東で活動を続けています。
このため多数の避難民がさらに首都に流れ込み、避難民の総数は45万人近くなっているそうです。
14日には、USA海兵隊300人がリベリアの首都に展開。USA軍のアフリカへの展開は、92年国連平和執行部隊のソマリア介入以来ではないでしょうか。
リベリアの平和への道のりはまだまだ遠そうです。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年8月15日 23:53に書いたブログ記事です。

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