日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

愛想笑い

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ベトナムに着く前に、はやくもベトナム文化によるカルチャーショックを受けました。
久々に大きなカルチャーショックで、感動しました。

ベトナムへ向かう飛行機(ベトナム航空)でのこと。
離陸してしばらくすると、フライトアテンダントの女性が、窓を閉めに来た(正確には、窓の内側のブラインドカバーですね。飛行機の窓を開けたり閉めたりできたら大変ですから)。
映画を始めるので外光が上映を妨げないようにとの配慮らしい。

映画("The hole"とかいうアメリカ映画でした)が始まりしばらくすると、反対側(私は左翼窓側に座っていましたので、右翼窓側の方)斜め前の女性が窓を開けしばらく外を見ていてそのまま眠ってしまった。
そこから入る外光がとてもまぶしくて映画が見にくかった(フライドアテンダントの判断は正しかったわけですね)。

そこで、ボタンを押してフライトアテンダントを呼び、
「光で映画が見にくいので、あの窓を閉めてくれませんか?」
とお願いした。
するとフライトアテンダントはにっこり笑って去っていった。

ところが、それからしばらくしてもなんの変化もない。
そこで、もう一度ボタンを押すと同じ女性がやってきた。
「さきほど、あなたにあの窓を閉めてくださいとお願いしました。私の要求がわかりますか?」
と単語を区切って、大きな声で言うと
「すみません。理解していませんでした」
と言って、急いで窓を閉めに行ってくださった。

おおっ!
あのにっこり笑いは、私の変な英語が理解できなかったけれど、「もう一度いってください」と言えずに出た「愛想笑い」だったのか!
わからなくても「もう一度行ってください」と言えない文化が日本以外にもあったのか!
それだけじゃなく「愛想笑い」までする文化があったのか!!!
とベトナムに着くまでひとりでやけに感動していました。

サヘルで長く暮らしていたら、初対面の人とふと視線が合った時に、視線を避けずにニコッとするようになりましたが、わからない会話に対して愛想笑いすることはなくなっていました。
以前は確かに自分にもあったけれど、最近の自分には欠けている反応というか感覚に久しぶりに出会ったような気がしました。

でベトナムに行って気をつけていると、やはり愛想笑いがある国のようです。
うーん、(あまり意味もないけど)素晴らしい!と思ってしまったのでした。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年9月 6日 15:27に書いたブログ記事です。

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