日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

お茶の飲み方

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大連で、お茶を売っているマーケットに行ってきました。
おいしそうなお茶をいくつか選ぶと、店の隣ですぐに試飲させてもらえました。
そのお茶の煎れ方は、西アフリカの「茶道」に似ていました。
西アフリカの茶道のルーツは、中国茶を使っていることからもやはり中国なのかも、と思いました。

大連のお茶の試飲

1.まず湯飲み茶碗にお茶の葉をたっぷり入れます。
2.そこにたっぷりお湯を注ぎ、蓋をして、茶碗を軽く回します。
3.蓋をずらしてすき間を少し開けてお湯を切ります。

西アフリカでもモーリタニアのように薄めのお茶をいれるとろこでは、お茶の葉を少し蒸らして湯切りをします。

4.茶碗のお茶の葉に再びお湯を注ぎ、蒸すようにしばらくおきます。
5.それから、茶漉しを通してお茶を別の容器に注ぎます。
6.人数分の杯のような小さな器にお茶を注ぎ、配ります。
7.お茶を飲んでいる間に、先程のお茶の葉の入った茶碗にもう一度お湯を注ぎます。
8.そのまましばらく待ち、頃合いを見計らってまた茶漉しをして小さな器にお茶が配ります。
これを何度も繰り返します。

同じお茶の葉で10回以上お茶を煎れられるそうです。
でも、本当においしいのは7回目くらいまでだそうです。

西アフリカでは、同じお茶の葉で3度お茶を煎れます。
中国の煎れ方に似ていますよね。
ただし、1度目から砂糖を入れること、2度目からミントを入れることは違いますね。

それから小さな器で飲むのも同じです。
西アフリカはショットグラスのようなガラスの小さなコップですが、中国のは磁器の杯でした。
大連のお茶屋のおにいさんは、ガラスだと味が変わるので磁器がいいといっていました。

こうやって何度もお茶を煎れてもらいながら、話をしつつ時間を過ごせると、本当にホッとします。
日本に帰っても、こういう時間を家族と1日に一度は持ちたいものだと思いました。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年10月25日 15:25に書いたブログ記事です。

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