ふだん使っている携帯電話が、海外各地で使えるようになり、写真付きメールも自由自在に引用元:asahi.com : 経済
ボーダフォンの現行最上位機種は、海外で電子メール送受信とインターネット接続ができます。しかしほとんどの機種は海外では通話のみ可能です。
今後販売する機種では、写真とネット接続の機能を充実させて、海外で観光案内や地図を利用できるようにするとのこと。
ボーダフォン(W-CDMA) :通話のみ84か国(地域)、多機能サービス29か国
ドコモ (W-CDMA) :通話のみ86か国(地域)
au (CDMA2000):通話のみ12か国(地域)
海外対応の遅れているauも電子メールやネット接続のできる機種を今春から開始するとのこと。
どこも海外での利用を第3世代携帯の目玉サービスのひとつにしたいようですね。
ヨーロッパでは、イギリスを除きまだまだ第3世代携帯サービスは普及していません。
フランスでもそんな状態ですから、旧フランス植民地圏でいまだにフランスの影響力の強いサヘル地域のほとんどの国では、第3世代携帯サービスはまだまだです。
しかし、インフラの設置が優先より遙かに簡単な携帯電話のサヘル地域での普及は、本当に目を見張るものがあります。
現在は GSM によるサービスですので、ボーダフォンのデュアルモード対応機種なら、現地でチップさえ契約して得られれば、番号が変わる、メモリ上のアドレスが使えない、などの規制はありますが、日本から持って行った携帯が通話にはそのまま使えます。
かつてイリジウムという衛星を使った通信サービスがあり、サヘルでも使えるサービスであり、将来的に価格が下がって日常的に利用できることを期待していたら経営破綻して非常に残念に思っていました。
ブルキナファソでは、安全対策のためインマルサット(やはり衛星を使った通信サービス)を使っていました。
インマルサットは、アンテナ付の機器も大きく、4つの衛星のゾーンによってアンテナの方向やダイアルする番号を変える必要があったり、データ通信においては 9,600bps という黎明期のモデムサービスのだったり(現在、インマルサットHSDだと64kbpsなんですね)、使い勝手は今ひとつでした。
近くに中継アンテナがあるかどうか気にしなくてよいインマルサットとは、通信可能範囲は比べものになりませんが、携帯電話サービスが普及すれば、サヘルと日本はとても近くなります。
規格が統一され、サービスが普及して、日本の携帯電話がそのままサヘル地域で使えるようになると良いですね。
追記(2005.07.09)
現在のボーダフォンの3G携帯は、 SIMロックがかかっており、他のSIM提供業者や通信事業者のGSMチップが使えないようです。
お詫びして訂正させていただきます。
詳しくは、新しい投稿「ボーダフォンの3G携帯は、本当にマリで使えるか」をご覧ください
はじめまして、
遅くなってしまいましたが、リンク有難う御座いました。
あまり携帯を使わない生活なので、去年まで知らなかったのですが、日本の携帯電話の規格が違う為、こちら(イギリス)の携帯が日本では使えないようですね。
第3世代の携帯はそういう事はないらしいのですが、普及率からいえばまこちらでもだまだのようです。 カメラ付携帯もロンドンなんかに行けば多いのかな〜のような感じです。
こちらでの通常の携帯は、欧州、マレーシア、アメリカでは使えているので、個人的にはなんとなく日本が特殊のような感じさえあります。 韓国はどうなのでしょう?
いづれにしても、早くどこでも使える規格になってほしいです。