日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

保証書よりも領収書

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パリに住んでいた時、100〜240V 対応の AC アダプターが、コンセントにつないだ途端、「ポン!」といって煙を出して壊れました。

出したい印刷物があったので、友達の家にG4を持っていった。
(中略)
その日、前の日に充電しなかったために、残り使用時間が50%になっていたので「充電しながらやろう」とコンセントに差し込んだら、「ばちっ!」と音がした。
(中略)
「あれー?充電器差し込まれてないのかなー?」なんて、アダプターを触ってみたら!!! あ〜〜〜〜〜〜つ〜〜〜〜〜〜い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!
しかも焦げ臭い!
(中略)
異国に出掛ける時は保証書と説明書は持っていこう。

引用元:マルセイユ通信:格言4

それは marseillaise さんと同じように、友人の家に持って行ってそれをつないだ時でした。

パソコンの掃除ユニバーサル電源対応なのになぜ?と考えてみました。
暖かく湿度もある室内で使っていたものを、いったん寒い屋外に持ち出した折に、内部で結露が生じて、それがショートの原因になったのではないかと考えました。
夏場とか、サヘルでは、そんな事故は一度もありませんでしたから。
というわけで、結露の可能性のあるような寒暖差のある移動には、その事故以来気を付けるようになりました。

サヘルの国々では、結露の心配はありませんでしたが、しっかりした過電流の対策は大切でした。
雨期には雷がよく落ちます。
近くに雷が落ちて、ブレーカーが役に立たず、クーラー、冷蔵庫、テレビなど家電一式がすべて壊れてしまった友人が何人もいます。
我が家は幸い、一度もそういう事故はありませんでしたが。

サヘルの電化製品のトラブルの原因は、雷だけではありませんでした。
以前はダカールやバマコなどの首都でも頻繁に停電がありました。
その復帰時には通常と違う高い電圧が流れるようです。
最近は、整備が進み停電は減ってきているようですが、それでも電圧はむちゃくちゃ不安定です。
電圧が急に上がる時だけでなく、不安定な状態で下がる時も、やはり電化製品には良くないとのことです。
というわけで、パソコンだけでなくテレビや冷蔵庫などにも電圧安定装置をつけていました。

もう一つの問題は、やはりホコリでした。
エアー噴出式のもので、いろいろな機器のホコリ払いを時々していました。
写真は、マリ北部のNGOの事務所でのパソコンのメンテナンスの様子です。
定期的にエンジニアが来て、ブロー式(吸込式じゃなく風を出す)の掃除機で、パソコン内部の砂埃を吹き飛ばしています。
カメラのレンズにもホコリが付いて、星が飛んでいるようになっています・・・

さて、引用部分に戻ると、フランスでもサヘルでも個人的な経験では、保証書より領収証の方が役に立ちした。
何度か日本から持って行った製品を修理に出した時、無償修理期間かどうかの確認に、保証書でなく製品名(あるいは機種ナンバー)とその購入日が書かれた領収書の提示を求められました。
また入国時、税関で課税対象物か否かの判断材料としても、保証書よりも領収書の方がわかりやすいようでした。
フランス語圏の国に行かれるときは、保証書と一緒に領収証も持って行きましょう。

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コメント(2)

こんにちは。「blog map」の仕様が変更になっております。当サイトでご確認ください。宜しくお願いします。(BBSが見当たりませんでしたので、こちらに失礼致しました)

こんにちは。
 パソコンなどは持っていったことがないですが、カミソリがダメになってしまったことがあります。
 それ以来、電化製品だけでなく衣服も現地調達になり、海外旅行はかなり身軽にするようになりましタ。
#領収書RECEIPTのほうが確かに世界共通っぽいイメージが。保証書って本当にそういう類のものか海外じゃ…ね)

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このページは、Yoshinori FUKUIが2004年3月16日 04:49に書いたブログ記事です。

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