日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

息子の出発

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息子が日本を発つのは9月8日。
パリで一泊して翌9日の午後パリ発、同日夜マリのバマコ着という予定です。

フランスのトランジットビザは取得済みですが、一泊することもあり、パリまで同行することにしました。
息子のパリ−関西空港の往復便は、私のエールフランスのマイレッジ・サービスで交換してもらったものです。
エールフランス便が取れず、JAL便になりました。
バマコ−パリ往復便は、2ヶ月のフィックスでとりました。
息子はバマコを7月10日に出てきているので、帰りの便は有効期限ぎりぎりということです。

いくつかの旅行代理店に問い合わせてみたところ、価格はどこも18万円ほどでした。
9月のフライトもまだまだ高いですね。
本日昼頃、地元の旅行代理店に、念のため便名、空席、価格を問い合わせてみると、以前と同じ回答でした。
そこで、予約を依頼すると、しばらくして電話がありました。
伝えてあった価格は、出発日の3週間前までの早割の価格で、今日現在では3週間を切っており、そうなると正規料金の割引しかなく、価格は35万円ほどになるとのこと・・・
いったい何日遅すぎたのでしょうかと聞くと、なんと、昨日なら問題なかったとのこと!!!

あちこちの旅行代理店に電話してみましたが、他の便なら安いものがあるのですが、JAL便となるとどこも同じ回答。
息子に同伴するのが目的ですから、JALから他の便に変えるわけにはいきません。

方法1.あきらめて、35万円のJALのチケットを買う
費用:35万円

方法2.パリ発のフライトを遅らせる
フリークエンス・プラス(エールフランスのマイレージサービス)に問い合わせてみると、JAL便からエールフランス便へ変更は不可だが、JAL便なら別のフライトへの変更は可能とのこと。
しかし3週間より前という早割の条件を満たすには、9月8日以前ではなく、それ以後のフライトに変更するしかありません。
けれども、そうすると2ヶ月フィックスのパリ−バマコのフライト条件を満たせなくなります。
エールフランスにこの件についても問い合わせてみると、7万円追加すると3ヶ月フィックスに変更可能とのこと。
費用:18万円+7万円=25万円

方法3.私も息子も同日の別の航空会社の安いフライトを使う
この場合、息子が今持っているパリまでのJAL便はあきらめるわけです。
関西空港−パリの安いチケットを探すとひとり10万ほど。
費用:10万円×2人=20万円

さらにいろいろ考えて、パリからの呼び寄せ便についても調べてみました。
パリには義妹夫婦がいるので、パリでチケットを購入してもらい、それを送ってもらうことができます。
しかし、JAL便については、やはり早割の条件は3週間より前に購入とのことでした。
しかし、しかし、ここで素晴らしい提案をいただきました。
「1日だけの遅延で、息子さんへの同伴という事情ですし、パリのJALオフィスになんとかならないか問いあわせてみましょう」
しばらくして、回答がありました。
「事情を鑑みて、特別にOKを頂きました」
費用は、 1,260ユーロ(約17万円)でした。

座席も息子と隣同士でとってくださいました。
パリの旅行代理店さん、担当の方、ご配慮、交渉ありがとうございました!
パリのJALにも、柔軟な対応に心からお礼申し上げます。

こういう柔軟さは、その時の気分次第というところと表裏一体ですが、いかにもフランスらしいと思いました。
いや、よかった、よかった。

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コメント(3)

サイトの再開、おめでとうございます。

私も日記を再び書き始めました。実はブログもVer.2の準備をしています(すでに作ってあるのですが、まだどこにもリンクを張っていません。公開はもう少ししてからと考えています)。

息子さんは日本を楽しまれたでしょうか。

毎日のように結婚の話題を振られて、頭の痛い私ですが、いまだ持って「国籍」という呪縛からは逃れられないでいます。やっぱりカタールに住み続けたいのだから、相手もカタール人がいい、というのは間違っているんでしょうかねェ......。

TAKE C さん、ありがとうございます。
ゆっくり、サイトを充実させていこうと思います。
ブログも、毎日ではありませんが続けますのでよろしく。
書きたいこと、書きたい気持ちはあるんですよ。

結婚は、結構タイミングというか縁のものだと思います。
それを運命というか、神の意志というか(同じか、笑)
生涯を共にできる、同じ価値観を持った人と一緒になれるといいですね。

でも結婚話を振られるのがどうして頭の痛いことなんですか?
皆、カタール人以外なのかな・・・
カタールにいるカタール人は(というか、湾岸のアラブ人は)、プライドが高い、閉鎖的、というイメージを勝手に持っているのですがどうなんでしょう。

そのカタール人に対するイメージはほぼ正解です(笑 それにお金がかかる(笑
それを知っているからこそ、カタール人たちは私に「やめておけよ」と言うわけです。アジア人なんだから、アジア人と結婚したほうがいいよ、と。

それは確かにそうなんだと思いますよ、私も。でもね、湾岸にいるアジア人ってほぼ100%出稼ぎでしょ。食っていくために仕方なく住んでいる人たち。当然ながらカタールやカタール人(ましてベドウィン)にはいい印象を持っていないんですよね。
事実、カタール人たちがアジア系を下働きとして低く見るところがあって、よく悪口や陰口を言います。私はそれに同意を求めてこられるのがすごく嫌。私はローカル(ベドウィン)社会の中へ入ってしまっているので、その領域外にいる人と一緒になることは、異なる二つの領域を行ったりきたりせねばならないわけで。
それにこれ以上違う文化背景を背負うのは精神的に無理です(笑 いまさらアジア系言語を学ぶつもりもありませんし、ましてしきたりやら習慣やら......生まれてくるであろう子供にしても、何人として育てるべきなのか(バイリンガルだの国際人だのという、まやかしは無意味ですしね)。

2番目に良い選択は"日本人"と結婚すること、なのですが、これはこれで...今の私の給料じゃとてもやっていけないし、女性側は絶対にここでは暮らしていけないと思うので。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2004年8月19日 21:12に書いたブログ記事です。

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