日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

419メール、200通受信

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419事件をご存知ですか?

「アフリカの内戦で遺産(や持ち出した政府の)金が自分では引き出せない。
これを引き出すためにあなたの口座を貸してくれないか。
そうすれば何百万ドルの一部をあなたにも支払う」
などとマネーロンダリングの補助を言葉巧みに誘ったりする詐欺です。

このような詐欺事件を419事件と呼ぶのは、ナイジェリアを発信地として行われるケースが多かったことから、信用詐欺を禁止しているナイジェリア刑法の条項の番号にちなんでのことだそうです。

そして、発信地も、世界情勢に合わせて、アフリカのさまざまな国を中心に世界中に広まってきています。
また、金銭的な被害だけでなく、殺人事件にまでなっています。

1980年代には、恐らくJETROに登録していたため、私の会社に上のような内容の怪しいファックスが時々届いていました。
1990年代から、これが次第にメールなどを利用したものになってきました。
いろいろなバリエーションがありますが、アフリカが舞台になっているものが非常に多いこともあって、2001年頃から、このような怪しいメールを捨てないで集め始めました。

最近、後述のニュースと「Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres:反乱軍からのメール 〜世界の井川りかこ〜」というブログの投稿を続いて読む機会があり、これまでため込んでいたメールを確認してみました。
すると200通ほどありました(しっかり確認していないので、重複しているものもあるかも知れませんが)。
そこで、これをHTML化して公開することにしました(NoteTakerというソフトであっという間に書き出せました)。
詐欺防止の一助になれば幸いです。

419メール(200通)

なお、この事件に関して、7月21日にスペインのマラガで、スペイン当局とFBIの共同作戦で300人以上が逮捕されたそうです。

2005年7月21日

ソフォス、「419事件」310人逮捕についてコメント

スペインのマラガで、インターネットユーザーの預金を窃取しようとした、3億ユーロ(約400億円)の宝くじ詐欺捜査の一環として、310人が逮捕されました。

スペインのメディア報告によると、FBI(連邦捜査局)はスペイン当局と共に捜査を進め、今回の逮捕は、「419事件」または「ナイジェリア詐欺事件」といわれているこの事件に関連して最大の規模となりました。

警察側は、166件の物件に手入れ捜査を行い、2000個の携帯電話、327台のコンピュータ、165台のファックス、および現金21万8千ユーロ(約2900万円)を没収しました。当局によると、この詐欺は、アメリカ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、日本など、世界45カ国にて2万人以上の犠牲者を出しています。

スパム対策ソフトで保護されていないメールアカウントを使用しているユーザーなら、誰でも、大金が当たったことを告げるメールや、遠く離れた国かの送金を援助することに合意する人に報酬を約束する詐欺メールなどはお馴染みと思われます。残念なことですが、このような詐欺メールにだまされるユーザーは未だに存在し、犯罪組織集団は、そのようなユーザーの弱みに付け込んでいます。

引用元:ソフォス、「419事件」310人逮捕についてコメント

でもこれでもまだまだ氷山の一角でしょうね。

419事件関連の参考URL

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Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres - 反乱軍からのメール  〜世界の井川りかこ〜 (2005年7月27日 04:15)

アフリカにある「象牙海岸」の反乱軍(Rebels)のリーダーの副官的人物の息子、ジョセフ・ダンと名乗る人物からメールを頂いた。「象牙海岸」と聞いてすぐに「あっ、... 続きを読む

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このページは、Yoshinori FUKUIが2005年7月26日 18:10に書いたブログ記事です。

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