いつも楽しく読ませていただいているアクラ便り、16日はOWAREについて書かれていました。
ガーナ(?)のゲームです。 (中略) 実は同じようなゲームをヨーロッパでもみかけました。 木の実とかではなくもっときれいなアクリルの石っぽいものでした。もしかしたらこれはガーナのものではないかもしれません。
このゲームは、確かにOwareというガーナのアカン語の名前で、西アフリカで広く知られています。
しかし同じようなボードを使い、同じようなルールで行われるゲームは、アフリカと中東を中心に世界中に広がっています。
古代シリアのアレッポの遺跡や、エジプトのカルナック神殿の壁画にもその起源と思われるボードゲームが描かれているそうです。
西アフリカでは、Owareの他にAyoとも呼ばれています。
東アフリカではMancala (Mankala)、南アフリカではOhoroと呼ばれているようです。
といってもアフリカ中、世界中に広がっており、Adji-Boto, Adjito, Bantumi, Congklak, Dakar, Dao, Dara, Darra, Endovoi, Geshe, Halusa, Jodu, Kalaha, Kalah, Kale, Kalle, Ot-Tsjin, Solo, Songo Duala, Vai Lung Thlan, Wari, Warri, Wouriなど200以上の名称があるそうです。
おそらく世界で一番普及しているボードゲームだと言われています。
トンブクトゥ地方のタマシェク語ではTizzaj(ティッザージュ)と言います。
遊牧民は、きれいな砂にくぼみを作って、ナツメヤシの種を削った「駒」を使って遊んだりします。
愛知万博のマリブースで、ガーナ人の女の子とのTiizajで遊ぶ娘
参考URL
Oware - Wikipedia, the free encyclopedia
さすがに有名なゲームだけあって、GoogleでMankaca, Mancala, Owareなどのキーワードで検索すると関連サイトがたくさん見つかります。
トンブクトゥでは「ティッザージュ」というのですね。砂に描かれたゲームの写真を消してしまい、ショックを受けた日のことを思い出しました。
モプチで求めたドゴンのゲーム盤を、この研究を「ライフ・ワークに」と言っていた友人の結婚祝いに贈り、とても喜ばれたことも。
でも、残念ながらドゴンの呼び名を覚えていません。
収集に協力しているうちに巻き込まれ、いつのまにかファンになって、今回も「Oware」に即、反応。自分のブログに写真を載せてしまいました。