日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

トンブクトゥの古文書の修復

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先日の投稿「世界遺産の町トンブクトゥ」で、トンブクトゥの研究所への南アフリカの支援について触れました。
これに関して、5人のマリ人が、3年間、南アフリカで古文書の修復を学んだという記事がありました。
20年以上前、卒論でこのあたりの古いアラビア語資料を集めたので、個人的にとても感慨深い記事でした。

Government has honoured a group of Malian students who have completed training in South Africa, in conserving the historical Timbuktu Manuscripts. The five learners underwent three years' training since 2003, in preventive conservation that included the cleaning of the Manuscripts; basic conservation repairs on damaged manuscripts as well as paper conservation, rare book designs, leather repair and exhibition mounting, among others.

引用元:allAfrica.com: South Africa: Malian Trainees Complete Course to Conserve Manuscripts

これは、NEPADの初めての文化プロジェクトでもあるそうです。
サハラとサヘルの歴史、叡知を後世に伝えるための重要なプロジェクトですね。
今問題になっている飢餓の歴史、それに人々がどう対処してきたかも、これまで以上に伺い知れるのではないでしょうか。

関連URL

Portal No1 to Africa : NEPAD
SA and Mali launch fund for preservation of Timbuktu manuscripts, 29 May

ところで、前回アハメド・ババセンターと書いたトンブクトゥの研究所、名称が変わっていました。
お詫びして訂正いたします。

古い名称:
CEDRAB
Centre de Documentation et de Recherches Ahmed Baba
The National Ahmed Baba Center for Documentation and Research in Timbuktu 

現在の名称:
IHERI-AB
Institut des Hautes Etudes et de Recherches Islamiques - Ahmed Baba, Timbuktu

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このページは、Yoshinori FUKUIが2005年8月 5日 07:26に書いたブログ記事です。

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