日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

かわいい子には旅をさせよ

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自宅に戻ってきました。
今日は、妻は朝からほとんど何も食べていません。
午後、エールフランスに電話で問い合わせたところ、パリ−バマコのボーディングパスは確かに成田で発券したとのことでした。
それが息子の手に渡ったかどうかまでは確認できませんが、大丈夫でしょう。

ところで、妻の前では口が裂けても言えませんが、息子の旅行、多少のトラブルはあってもいいかな、いや、あったほうがいいかな、と実は思っています。

私は、平凡な人生より、波乱万丈な人生にあこがれてしまうほうです。
小さいころから、旅物語や冒険小説が大好きでしたし、未だに「パイレーツ・オブ・カリビアン」とか見ると胸躍ります。
妻や息子たちのトラブルには、小さなことにも心を痛めてしまいますが、自分に振りかかったトラブルは、多少のことなら楽しむ余裕もあります。
壁にぶちあたった時、もちろん悩みますが、同時に、さてこの問題をどうやって解決してやろうと頭を働かせるのは嫌いではありません。
ふだん使っていない頭をフル回転させる言い機会ですしね。

自分を振り返ってみると、降りかかったトラブルと、それにどう対処したかという体験が、今の自分の考え方とか、対応方法の基本になっています。
1度経験したトラブルは、2度目は戸惑うことはありません。
大きなトラブルを経験しているほど、ちょっとしたトラブルには動じることは少ないでしょう。
そして次の可能性もある程度予想できたりします。
トラブルを経験するということは、それ以後の自分の行動や決定の信頼性を広げてくれます。

何はともあれ、息子が、旅のそして人生の経験をすこしずつ積み重ね、独り立ちできる人間になれますように。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2005年9月27日 22:11に書いたブログ記事です。

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