日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

「砂漠の掟」のもうひとつの側面

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先の投稿で、「砂漠の掟」と砂漠の民の相互扶助の倫理観を持ち上げておいてなんですが、資源が非常に限られている砂漠では、相互扶助のシステムがあまり相互依存が強すぎると、共倒れして全滅してしまうリスクがあります。
ですから、それは弱い個人に対しては有効であっても集団に対しては適用されなかったり、「部族」という閉じた集団内でのみ有効であったりします。
自分の属する集団の生存のため、他の集団から搾取する(略奪や戦争)という行為も、かつては「砂漠の掟」でした。
厳しいし全条件の中、多すぎず、少なすぎず、という社会的「調整」が「砂漠の掟」なのかも知れません。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2005年10月 4日 07:15に書いたブログ記事です。

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