日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

西アフリカの人々は虐げられているのか、優遇されているのか?

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マグレブ系、西アフリカ系の人々は、自分たちはひどく差別されていると主張します。
それに対する反発が今回の暴動の原因ですよね?
でも、そんな状況の改善を求めているわけじゃないように思えるところが問題ですね。
単に不満を爆発させているだけみたいですから。

しかしウェブを見ていると、在フランス日本人の視点からは、いや違う、かれらは優遇されている、との主張が多々あります(たとえば「■Tant Pis!Tant Mieux!そりゃよござんした。■」)。

私自身パリで暮らしたことがあり、マグレバンや西アフリカの人々との交流もありましたが、それも1年に満たない短い期間でした。
今回の問題を考える上で重要な、彼らの基本的な状況が、実のことろよくわかっていません。
どなたか教えてください。
どんなサイトを見ると、あるいはどの本を読むとそれがよくわかるでしょうか?

蛇足ですが、フランスの暴動について、当たり前ですが、対話でなく暴力によって主張するやり方には反対です。
これまでの投稿も、暴力に頼る彼らの肩を持っているわけではありません。
その点ご理解ください。

でもフランスって、今回の事件だけでなく、他人の迷惑を顧みないほど権利の主張をする人や組織が多くないですか?
1995年の暮れ、一ヶ月近く続いたパリ市内の交通機関のストは、個人的には充分暴力的でした。

追記

夜中に書くと、どうも後先考えないようで・・・反省
どっちが虐げられているとか比べても仕方ないですね。

当事者はどう感じているか。
そこにどんな問題があるのか。
どうすればその問題が解決できるのか。
建設的に行かないといけませんね。

でも、今回の場合、当事者に問題を解決しようという姿勢があるのか・・・

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このページは、Yoshinori FUKUIが2005年11月 9日 04:30に書いたブログ記事です。

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