岡山日日新聞のウェブニュースに、今月5日、岡山県玉野市で、マリ共和国籍の男性が入管難民法違反の疑いで逮捕されたという記事がありました。
逮捕の理由は、「特定活動」の在留資格で入国しながら、11月下旬から今月5日までの間、玉野市のレストランで店員として働くなど、在留資格外の活動をした疑いだそうです。
新聞に書かれていたこの男性の名前は、11月22日にこのブログの投稿「万博関係の最後のマリ人たち」の中で「もう一人名古屋に残っていた」と書いたKさんでした。
万博関係マリ人の方々には、万博開催期間中から
「万博用のビザでは働けないよ」
「万博関係できた海外の方たちの不法滞在、不法就労が問題になっているが、マリ人には全員無事に帰国してもらいたい。そのためにはできるお手伝いはするから」
と何度もお話していたのですが・・・
Kさんの知人の日本人の方から、Kさんを心配し、会えるだろうかとメールでお問い合わせがありました。
しかし、こういう事件に関わったことがなく、彼の処遇(おそらく国外退去でしょうね)について、今後どういう流れになるのかまったくわかりません。
そこで、知り合いの国際行政書士の方、広島県入国管理局(なぜ岡山の入国管理局でないのかわかりませんが、新聞に広島入国管理局がこの事件を担当したと書かれていました)、玉野市警察署に問い合わせてみました。
(行政書士)
・事情招集が終わったら会うこと、差し入れもできるだろう
(広島入国管理局)
・逮捕という刑事手続きを踏んでいるため、現在入国管理局の監督下にはない
(玉野市警察署)
・玉野市警察署に留置されている
しばらく接見禁止になるかどうかわからない
判決が出ないと、今後のことはわからない
とのことでした。
この情報を、そのまま問い合せをいただいた方にお伝えしました。
また、逮捕された人と一緒に別れの挨拶に来てくれた「うっかりビザが切れていた」Zさんが、残った万博展示物や民芸品を、逮捕された彼にすべて依託していく、というような話していたようだったので、現在バマコにいるZさんに、Kさんが逮捕されたことを伝えておきました。
こういう事件が起きて非常に残念です。
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