日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

ひさしぶりに東京へ

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NHKの「探検ロマン世界遺産」という番組のスタッフが、2月にアルジェリアのタッシリナジェールを取材されました。
サハラ砂漠の中の、有名な壁画のあるところです。
出発前からちょっとお手伝いさせていただいていました。
一度、タッシリナジェールから衛星電話をいただきました。
びっくりしましたが、嬉しかったです。

さて、この番組には、いまタッシリナジェールで暮らしているトゥアレグが登場します。
そこで、妻が彼らの歌や話の内容を翻訳するお手伝いをさせていただくことになりました。
というわけで、明日、渋谷のNHKでタッシリナジェールで撮ってこられた映像を見ながら翻訳のお手伝いです。
で、私も付添で同行させていただけることになりました。
明日は朝から作業ということで、本日は渋谷泊(えへへ)。

妻にとっては久しぶりの東京です。
この機会に、今晩は、妻はまだ行ったことのない浜松町の、マリ料理の食べられるアフリカ料理のレストランカラバッシュ(Calabash)へ行ってこようと思います。
19:00くらいにレストランに着けるかな。

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コメント(2)

突然あらわれて驚かれたかもしれませんが、今日はご夫妻にお会いでき奥様のお誕生日の夜をご一緒させて頂いて本当にうれしく思いました。ありがとうございました。東京にいらっしゃるときはぜひご連絡ください!!飛び入りでごちそうになってしまい、恐縮しています。

壁画のことは家に戻ってから少し調べました。放映を楽しみにしています。

お久しぶりです。東京にいらしたそうですね。タッシリナジェールは幸運にも22歳の時に撮影で訪れたことがあります。TBSの「新世界紀行」という番組でした。深い深い感動を味わった場所でした。懐かしいです。岩絵の神秘、岩の大地のものすごいスケール。わずかに育つ杉の木の命の強さ。そしてそこに住む人々のやさしいたくましさ。思い出します。そしてもう一つ。あそこは保護区になっていて、私が撮影許可を依頼したとき断られた思い出があります。それまでの撮影隊が壁画を傷つけたりしてひどかったらしくて。。。困って保護区長さんに直接お会いしたいと話しましたら、年配の知的でとても澄んだ目のトアレグの男性が私を迎え入れました。相談している時、ずいぶんそわそわしている様子で、何か、変だな、と思い、ふとラジオが付けっぱなしだったことに気づきました。コメンテーターの声がものすごく興奮気味で。。。その日が南アのマンデラ大統領が長い牢獄生活から開放される日だったのです。生でその様子を聞きたいのだと悟って、私は保護区長さんにラジオを聴きましょうというと、大きな微笑に涙を浮かべたようなまなざしで私を見つめ、ラジオの音を大きくしました。
しばらくして私はおいとまをし、翌日、宿に一通の手紙が届いていました。撮影許可証と「ありがとう」と記されたメモでした。アフリカの大地で「自由」を尊厳するトアレグの強い信念とやさしい心を味わった瞬間でした。

奥様もお元気でしょうか。。。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2006年3月 1日 06:51に書いたブログ記事です。

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