日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

アリ・ファルカ・トゥーレ氏死去

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ワガドゥグでのコンサート
2度のグラミー賞に輝いたマリのブルース・ミュージシャン、アリ・ファルカ・トゥーレ氏が、現地時間の火曜日の朝、バマコの自宅で亡くなられたそうです。
深く追悼の意を表します。

故アリ・ファルカ・トゥーレ氏と妻
彼は、妻が生まれたところからそれほど遠くない、ニジェール川沿いのニアフンケの出身です。
妻が中学校に行くため(両親の住むところには小学校しかありませんでした)、グンダムという町の姉夫婦のところに下宿していた当時、彼はまだマリ北部で知られ始めた頃で、出身地から近いトンブクトゥやグンダムでよくコンサートをしていました。
グンダムで学校の先生をしていた姉のご主人が、よく彼のコンサートのチケットの窓口をしており、そのおかげで、よく無料でコンサートに入れてもらえたそうです。
コンサートが夜遅い時、姉のご主人に行くなといわれ、それでも姉妹や従姉妹たちと彼のコンサートに出かけたそうです。
帰ってきたら扉に鍵をかけられていたことも何度かあったそうです。
そんな時は、一番小柄だった妻が、みんなに担いでもらって窓から家に入って、鍵を開けてみんなを中に入れてあげた、でも結局翌日こってり怒られた、という思い出話を聞きました。

結婚後、セネガルやブルキナファソでコンサートがあった時は、私も妻とかれのコンサートに出かけました。
とても気さくな方で、必ず楽屋やホテルに招いてくださり、いろいろお話させていただきました。

彼の生演奏がもう聴けなくなってしまったのはとても残念です。

Radio Maliを聴きながら

Radio Mali
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コメント(1)

Podcastの某番組を聴いてたら、ある曲がかかって、最後にMCの方が今朝亡くなった偉大なアフリカのミュージシャンの曲だって、言っておりました。
合掌。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2006年3月 7日 22:54に書いたブログ記事です。

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