私が西アフリカでインターネットを使い出したのは、5年くらい前でしょうか。
ほとんど電話もない地方にいましたので、首都に出た時だけ、インターネットを利用できました。
接続場所は、友人宅か町にある私設電話局(西アフリカにはこれがたくさんあります)でした。
Sahel:暮らしの最近のブログ記事 1 / 12
私たちが物事を正しく判断するために培ってきたはずの知識、経験、常識が、サヘル地域の自然や社会を理解する時に、私たちの目を曇らせてしまうことさえあります。
例えば昨日は、四季という季節変化の体験・知識から、サヘル地域の自然の変動を、安定して1年サイクルで繰り返すと考えてしまいがちなことをあげました。
アメリカ合衆国が、9月11日直前に警戒レベルを上げ、最近警戒レベルを下げたという報道を聞いていて、そこにも同じような常識の陥穽を感じました。
本来ならもう少し前から警戒レベルを上げるべきではなかったのでしょうか。
昨日は外に出ました。
水田の土手にたくさん彼岸花が咲いていました。
緑や茶色の中にその赤は、染みるように映えていました。
ご存じのように、この花の球根(鱗茎)は有毒ですが、よく晒せば食べられます。
コートジボワールのブアケから無事に避難された日本人の方の紹介で、「アフリカの食糧危機を救うと注目される「ネリカ米」の品種改良や普及のプロジェクトを進めていた日本人研究者」というくだりがありました。
そのネリカ米について調べ、考えてみました。
妻が時々暗唱してくれる詩がいくつかあります。一番好きなのはこの詩です。
中日新聞(2002.10.4)にこんな記事が載っていました。
「おれだけど、今すぐ金がいるんだ」
孫や息子のふりをして電話をかけ年配の女性から現金をだまし取る事件が愛知県犬山市と隣の扶桑町で急増。被害総額は約800万円に上る。
女性が自宅に一人でいる日中、最初に「おれ、おれだけど」と繰り返し、女性が「〇〇なの?」と肉親の名前を言うと「そうだよ」と答えて架空の話を始める。
「事故を起こした。警察に連絡したくないので、五十万円がすぐに必要なんだ。姿を見せられない」
「やくざに脅されている」
などの架空話を持ちかけ、公民館の消火栓や指定した自動販売機の下などに現金を置くよう指示して現金をだまし取る手口。
「声が違うと思ったが、それだけ動転しているのかと心配し、だまされてしまった」
これを読んで、10年ほど前、セネガルにいた時のことを思い出しました。
三重テレビで19時から日曜ビッグバラエティ「アフリカから来た花嫁 肝っ玉母さん奮闘記完結編」という番組を見ました。
妻は、山形在住のタンザニア出身の夫人が里帰りして10数年ぶりに姉妹に再会した場面に、自分の里帰りを重ねて涙を浮かべていました。
私には、日本で生まれ、初めて母の故郷を訪れた息子が述べた感想が印象的でした。
これは9月22日の続きです。
コートジボワールの事件についての日本の報道を分析してみました。