地図に関する話をもうひとつ。
東京都は、改正測量法が2002年4月1日に施行され、緯度・経度が世界測地系に基づいて表示することとなったことを受けて、東京都公共基準点(1級基準点相当)を世界測地系に変換し、新座標値を2003年4月1日より公表した。 2001年6月20日に測量法が改正され、緯度・経度は世界測地系に基づいて表示することになった。この世界測地系に基づく緯度・経度の値は、東京付近では現行の緯度・経度の値と比較して、緯度で約+12秒、経度で約−12秒の差となる。これは距離にすると約450m。補正量は、地域によって少しずつ違う。
サヘルの地図では、地図上の北と磁石の北が数度ずれています。
20万分の1の地図には、その誤差が示されています。
三角測量をする場合、この誤差に気を付ける必要がありました。
地図とGPSを組み合わせて使う時には、もうひとつ気をつけなければいけないことがありました。
それが測地系です。
正確な位置を地図上に落とす時、測地系が違うと数百メートル自分の位置を間違ってしまいます。
日本も日本測地系から世界測地系に移りつつあるという話は、地図やGPS、GIS(地理情報システム)を扱う者には、大きなニュースです。
世界測地系への移行については、「世界測地系移行の概要」を参考にしてください。
とてもわかりやすくまとめられています。
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