日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

SARS

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Pneumonie atypique: mise en place pre´sentive d'un "comite´ de pilotage"

セネガルの Awa Marie Coll-Seck 厚生予防大臣は、SARS(重症急性呼吸器症候群) が世界的に拡大しつつある状況から対策委員会を設置した。
「セネガルでは、まだ感染者は出ていないが、予防措置をとらずに手をこまねいてみているわけにはいかない。」と大臣の弁。

この時点での対策委員会の設置を早いと見るか遅いと見るか。
アフリカではまだ1例も患者が出ていないという状況からは、迅速な対応といえるのではないでしょうか。

しかし首都ダカールには、70人近い感染者の出ているアメリカ合衆国 (New York) やフランスやベルギー(それぞれ感染者1名)からのからの直行便があります。
西アフリカでは一番感染の危険が高い国でしょう。
SARS 感染の拡大が沈静化しない限り、感染者の入国を想定した対応策が必要不可欠でしょう。
いわんや、中国の隣国である日本では、もっと対策を立てて実施する必要があるのではないかと思います。

ちなみに SARS は、フランス語では SRAS (syndrome respiratoire aigu se´ve`re) といいます。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年4月 3日 22:46に書いたブログ記事です。

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