娘の「なぜ?なに?」という疑問は、とどまるところを知りません。
それは宗教にまで及びます。
「神様ってひとりなの?」(そうだよ)
「日本の神様とマリの神様は違うの?」(ひとりだから同じ)
「神様ってどこにいるの?」(どこにでもいるよ)
「神様って見えるの?」(見えないね。残念だね)
「神様の声を聞いたことある?」(直接はないね)
「誰が神様を作ったの?」(誰も神様を作ってないの。はじめからいたの)
夫婦で、ひとつひとつ一生懸命考えてわかりやすく答えます。
そんな中、
「どこで神様会えるの?」
という質問に、妻が
「天国よ (au paradis)」
と答えて、天国について説明しました。
夜になり風呂に入ると、娘が真剣に風呂の壁に貼った世界地図(お湯をかけると国名が現れる)をのぞき込んでいます。
そうです、ご想像の通り。
「マリはここ、日本はここでしょ。paradis はどこにあるのかなあ」
はじめまして、ドイツに住む徒然人です。
昔「天国に一番近い島」という小説がありましたが遠くドイツで生活して日本を眺めると我が祖国日本は「天国から一番遠い島」に見えてしかたがありません。
ドイツとフランスとイタリアを足しあわせたくらい大規模なGDPを誇る経済大国でありながら、そこに住む日本人の顔色は必ずしも明るくないのです。
「真の豊かさとは何か」という問題意識は前回10年前に5年のドイツ生活を終えて帰国した時からずっと持ち続けてきた問題意識ですが、やはり日本にはあまり「真の豊かさ」が見つけ出しにくいのかも知れません。少なくとも世界第二位の経済規模は何ら人々の「真の豊かさ」をGuaranteeするもでない事は確かなようです。
また来ますね。
これをご縁に これからも末永くお付き合いください。
ではまた
徒然人@フランクフルト ドイツ
徒然人さん、コメントありがとうございます。
日本は、GDPやモノの豊かさと、精神的なゆとりのギャップがどうしてこんなに大きいのでしょうね。
いつからそうなってしまったのでしょうね。
でも、おかしいと思いつつも、うっかりすると消費の流れに乗ってしまいます。
サヘルの豊かさを忘れず、日本でも暮らしたいと思います。
ユタ坂の違いについて思うところをこのblogで書いていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。