日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

サントメ・プリンシペでクーデター

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An army major backed by a small opposition party seized power in a pre-dawn coup in the African island state of Sao Tome and Principe on Wednesday while President Fradique de Menezes was visiting Nigeria.

引用元:allAfrica.com -- Sao Tome and Principe: Coup in Island State With Big Oil Reserves

西アフリカの島国、サントメ・プリンシペで16日、クーデターが発生しました。
サントメ・プリンシペという国をご存知でしたか?

赤道直下のギニア湾に浮かぶ、サントメとプリンシペという2つの島が国土です。
ポルトガルから1975年7月12日に独立しました。
まだ30年に満たない若い国ですね。
島はふたつとも火山島で、2島合わせた国の総面積は964平方キロメートル。
アフリカではセイシェルに次いで小さい国で、人口は15万ほど。
大多数の人々はカトリックで公用語はポルトガル語。教育にも力が入れられており、初等教育就学率は90%に達するそうです。
西アフリカの国の中ではすばらしい識字率です。

今回のクーデターは、軍の反乱部隊によるもので、首相や閣僚が拘束、政府の建物が占拠され、「救国軍事評議会」の樹立が発表されました。
同国では近年、石油の利権をめぐって内紛が続いていました。
デメネゼス大統領はナイジェリアに外遊中でした。
拘束されたダスネベス首相は、前通産相・観光大臣で同国初の女性首相です。
軍部クーデターに西アフリカ近隣諸国がどう対応するのか、この国が今後どのような道を歩むのか、注意していきたいと思います。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年7月17日 11:14に書いたブログ記事です。

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