日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

今晩は会社に泊まり込み

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台風に備えて、いざという時のためチームで会社に泊まり込みです。といっても2名だけですが。
東海地方は、深夜から明け方が台風の通過時間のようです。朝までに2〜3度現場を見回ります。
基幹サーバとファイルサーバは、念のためおとしました。ネット回線はつないだままです (^_-)v
というわけで、停電やインターネット回線の切断がなければ、見回り時間以外は、朝までネットしてます。
被害がありませんように。

追記:
22:00 まだ雨足も強くなく暇。日本とサヘルの災害を比べてみました。
00:00 現場巡回。うっ、カッパに頭のフードがついてない・・・チェックの不備σ(^_^;
01:30 風は強いけど雨はまだそれほどでもないですね。座っていると眠い〜
02:40 満潮過ぎました。高潮の最大のリスクは過ぎたわけで一安心。
03:15 2度目の巡回。風と雨が強くなってきました。
05:00 3度目の巡回。問題なし。しかし風と雨がすごい!
08:30 家に着いたら、玄関の花梨の木が倒れていました (T_T) 植え直せば大丈夫かなあ
では、ちょっと寝ます。おやすみなさい。

日 本:地震、津波、高潮・堤防決壊による浸水、台風、土砂崩れ、雪崩、鉄砲水
サヘル:旱魃、大雨(→家屋の瓦解、雨後気温低下による家畜の死亡、鉄砲水)、サバクトビバッタ

これは以前にも書きましたね。
日本の方が天災の種類は多いのは、自然環境が多様だからなのでしょう。
多様だということは、それがポジティブにもネガティブにも働くというのは考えてみれば当たり前ですね。

日本は多様な自然災害を技術で押さえ込んできました。
自然災害の予防は、災害がない時も自然を管理することによって行われています。
つまり災害は減りつつあるけれども、自然も同じように減ってきたわけです。
それは私たち自身の選択であり、仕方のないことなのでしょうが、喪失感も大きなものですね。
台風の雨風を窓の外に見つつ、自然災害を押さえ、かつ自然を減らさない「技術」は不可能なのだろうかと考えています。

自然災害以外の「災害」についても日本とサヘルを比べてみました。

日本    風土病 :日本脳炎、日本住血吸虫
      そのほか:花粉症、BSE、環境ホルモン、アトピー
サヘル   風土病 :流行性髄膜炎、マラリア
      そのほか:HIV、高濃度農薬

HIV(AIDS)は日本にもありますね。
自然災害による被害を比べるのは難しいですが、病気による死亡率はサヘルの方がずっと高いでしょうね。
でも交通事故と自殺を入れるとどうなるのでしょうか。自分の宿題にしておきます。
日本の方がはるかに医療技術や制度は整備されています。
しかし技術の進歩がそれまでなかった新たな災害を発生させていること、精神的な問題を増やしているような状況は、自然災害と同じ疑問を考えさせます。

「副作用」の少ない進歩・発展・開発とは何なのか。

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コメント(2)

お仕事ご苦労様です。待機は大変すよね。わたしも経験ありますけど。問題なしだったようでよかったですね

tamaさん、ねぎらいの言葉ありがとうございます。
ちょっと雨漏りはありましたが、大きな問題がなくて良かったです。

花梨の木は、これまで何年も雨風に耐えていたのに今回どうしてだろうと不思議だったのですが、虫に食われて根が腐りはじめていたようです。残念ですがあきらめました。
今考えてみれば、葉が茂っていないところがあったのですが、それは部分的に根腐れしていたせいだったんですね。
気がついてあげられなくて反省。

動物に比べて植物の健康状態をわかってあげるのは難しいです。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年8月 8日 18:20に書いたブログ記事です。

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