日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

冒険心という原点

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いやー、おもしろかった。ジョニー・デップいいねー。

引用元:Mica's Album: Pirates of the Caribbean

妻と娘がアフリカに里帰り中なので、ひとりで見てきました。若いカップルばかりでちょっと寂しかったけれど。
ジョニー・デップの演技とキャラクターに惚れました。
久々に爽やかな余韻をもって劇場を出られた映画でした。

エルマー、ドリトル先生、ガンバ、母を訪ねて三千里、アラビアのロレンスなどを読んで、冒険にあこがれていた少年時代を思い出しました。
冒険小説は私の原点です。

私のサヘルとの付き合いは、
・少年冒険文学から植村直己「青春を山に賭けて」:冒険の魅力
・アラビア文学・旅行記:ベドウィンの生活への憧れ
・ポール・ボウルズ、サン・テグジュペリ、J.M.ル・クレジオ:サハラの描写
で蓄積されたものに、決定打として
・上温湯隆「サハラに死す」
を読んで実行した「ラクダによるサハラ砂漠計画」で始まりました。


pirates
この映画を見て、その原点に帰ったような気がしました。
子供の頃、わくわくしながら冒険小説のページをめくりながら、でもこの本が終わらないで欲しいと思った気持ち、それからラクダの手綱を引いてサハラの海を渡った日々の興奮を思い出しました。
今晩は素晴らしい冒険の夢が見れそうです。

帰りに買ってきたサントラ版CDを聞きながら。

追記:
サハラの砂の海はその怖さを認めた上で大好きで、いつでも乗り出せますが、本当の外海は実は怖いです。だって足がつかないんだもの。海賊にはなれないなあ。

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コメント(1)

この物語が終わらないでいてほしいという気持ち・・・
その感覚わかります。
私は女なので、きっと冒険小説を読んでワクワクする男の子の
気持ちとは違う感じ方をしてるんでしょうけど、
それでも冒険活劇みたいな本、映画には憧れたものです。
今でもたぶん、そう。

この映画、その感覚が甦って、その後一日いい気持ちでいられるんですね。

# サントラ、どうだったかな。けっこういけてる音楽でしたよね。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年8月10日 21:50に書いたブログ記事です。

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