日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

ゆっくりがいい

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妻は動作がゆっくりしています。
ちなみに私はとても「いらち」(せっかち)です。

サヘルでは、女性はゆっくりなのが美徳なのだそうです。
(しっかり太っているのも美人の条件です!)
女性の早歩き、早飯は、はしたないそうです。

妻はほとんどの動きが、私の1/3くらいの速度ではないかと思っています。
ただ、子供の頭を洗うのと料理の手際は、私の2倍早いんです。
どうしてなんでしょうね。

まあそんな感じで普段からゆっくりなのですが、自分で(左手で)車のドアを閉めて、右手を挟んで骨折したのには、笑いを抑えきれずちょっと驚いて、
「女性は動作が遅い方がいいといっても、自分の左手の動きに間に合わないくらい遅い右手は、ちょっと注意してやった方がいいんじゃないか?」
と言ってやりました。
すると、こう切り返されました。
「いいえ、右手は全然悪くないのよ。あんなに早くドアを閉めた左手がせっかちで悪いのよ!」
うーむ、負けた。

フランス語のことわざ:
Le plus court chemain n'est pas toujours celui qu'on croit.
一番の近道と思っているのがそうとは限らない
Le plus vite que la musique danse mal
音楽より早い踊りはひどい

トゥアレグのことわざ:
よつん這いで歩いた方が、まだ慌てるよりまし。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2003年11月22日 22:26に書いたブログ記事です。

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